MarkForgedの3Dプリンタは高強度な新素材へ対応

MarkForgedの最新機種は高強度・高耐熱新素材への対応を強化

世界初のカーボンファイバー 3Dプリンターとして話題を呼んだMarkForgedの『Mark One』
その後継機として40%程度速度向上された第二世代機『Mark Two』は、それまでの標準素材であるグラスファイバーの倍の強度を要する高強度&高温対応の(HSHT)グラスファイバーなどの新材料を発表した。

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Markforgedの特許取得済3Dプリント技術は、カーボンファイバーやグラスファイバーの他、ケブラーを含む高強度&高耐熱な材料へ対応したプロ仕様の3Dプリンター。
Mark Twoは、カーボンやナイロンなどの複合素材による造形を可能にすることで、エンジニアレベルの3Dプリントを実現可能。

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リリースされたHSHTグラスファイバー材料は、従来素材から2倍近い強度と耐熱性が向上し、100℃を超える環境に耐えることができる。

同社はこれらの高温高強度特性を利用することで、航空宇宙、自動車産業用途での使用に耐えうる部品のプロトタイピングなどへの活用を提案している。
尚、新しいHSHTグラスファイバーの対応は、最上位モデルである「Enterprise」($13,499)のみとなっている。

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カーボンファイバー

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HSHTグラスファイバー

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ケブラー

Mark Twoスペック

  • 造型領域:320mm×132mm×154mm
  • レイヤ解像度:0.1mm
  • 材料:炭素繊維、ガラス繊維、ケブラー、ナイロン
  • 本体サイズ:575mm×322mm×360mm
  • 電源:100-240V 150W
  • ソフトウェア:ブラウザベース
  • 対応OS:Windows 7以降、Mac OS 10.7以降、Linux
  • サポートファイル:.STL
  • 本体価格:Standard $5,499、Professional $8,799、Enterprise $13,499

Markforgedは2015年までに400%の収益成長率を達成しており、今後も費用対効果の高い産業用途に、さらに超強力な3Dプリントプラスチックを発表する予定です。


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