液体金属を材料にした3Dプリント技術が登場!

イスラエルのXJet社が液体金属を材料としたインクジェット方式3Dプリント技術を開発

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現在はStratasys製品として扱われる元Objet社が開発したPolyJet技術は、現在のインクジェット方式3Dプリンタの中心となる製品ですが、その旧オブジェット社のメンバーによって創業されたXjet社は、Objetのインクジェットシステムのノウハウをベースに改良した、速くて安価な液体金属材料ベースの革新的なインクジェット方式3Dプリント技術を開発しました。

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従来のメタル3Dプリントは、粉末金属に高出力レーザーを照射し固める積層する方式(SLS方式)による造形でしたが、同社が開発する技術は、樹脂素材を使用したインクジェット方式と同様の感覚で利用できる液体金属3Dプリント技術となっています。

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詳細は未だ不明ですが、同社のメタルナノ噴射技術(特許取得済)を用いた世界初のダイレクト3Dメタル噴射システムは、従来のプリンタインクと同じように簡単にプリントすることができる特殊な液体金属を作成するため、独自開発のナノテクノロジーを使用し、高精細な金属性の物体を生成。
このXjet社独自の液体金属材料は、特殊な溶液内に含まれる金属ナノ粒子で構成された筒状のインクカートリッジを本体にセットするだけで、直接金属3Dプリントを実行できるそうです。

同社は既にスポーツカーメーカーなどとハイエンド車用のカスタムパーツなどを生産するための技術開発などの協議をすすめており、新たなメタル3Dプリント市場の開拓を計画しています。


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