3Dプリントによる完全自給自足住宅

3DプリンタメーカーWASPは完全自給自足型の3Dプリント住宅建設に着手

イタリアの3Dプリンタメーカー WASP(World’s Advanced Saving Project)は、3Dプリンティング技術による持続可能な新しい方法を住宅に応用するため、ボローニャに土地を購入し「Itaca(以下 イタカ)」と名付けた完全自給自足の3Dプリント住宅地の建設に着手した。

イタカは、今後12ヶ月の間にWASPの建設用大型3Dプリントシステムを使用して建設される予定で、同社はこれを「トレーニングプロジェクト」または「オープンソースの実験室」と呼び、すべての人のための新しい住宅と生活を改善することを目的としている。

イタカは、HVACシステムによる冷暖房管理、雨水を利用した水の調達、太陽光パネルによる発電の他、食料を完全に自給自足できるように設計されており、それらを直径33メートルの構造物の中で実現しようとしている。

急激な人口増加や貧困地域に対し、安価に提供可能な住宅を建設するなど、様々な社会問題に対応する取り組みを展開するWASPは、資源が乏しい厳しい環境下を中心に、この住宅を建設できるようにしたいと考えている。
また、利便性が高く資源を過剰に消費している現代の生活から離れ、エコロジカルで効率的な人々の暮らし方を開発し、より良く生きるために必要なすべての資源を提供する持続可能性に優れた住宅を建設することを目指している。


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