- 2017-11-8
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Ultimakerは複数の3Dプリンタを簡単に制御する『Cura Connect』をリリース
欧州を中心に高い評価を得ているデスクトップタイプFFF方式3Dプリンタ「Ultimaker」シリーズを展開するUltimaker社は、同社のスライシングソフトウェア「Cura」上で、3Dデータを円滑に管理し、複数台の3Dプリントを制御できる出来る機能「Cura Connect」を発表した。
ファームウェアをアップデートすることで、誰でも利用することが可能となる「Cura Connect」には、複数台のUltimaker 3を一括制御し、プロトタイピングや少量生産に適用することができる機能を実装。
この機能には、造形データの順番を決めたり、造形途中の様子をモニタリングしたり、メンテナンスの時期を決めるなど、それぞれのプリンタを効率良く運用することで、生産性や信頼性の大幅な向上を期待することが出来る機能が含まれている。
Cura Connectは、1~15ユーザーが1~5台の3Dプリンタをグループ化し利用する環境に最適化されており、小規模オフィスから大規模な造形環境まで、様々な環境に対応する。
Cura Connectのワークフロー
- ジョブの分担
プリントジョブは、グループ内のプリンタで分担しながら造形することが出来、万が一1台のプリンタに問題が生じても、他のプリンタは影響なく造形を続けることができる。 - 連続造形
造形終了後、造形物を取り除いたことを確認するボタンを押せば、すぐに次の造形をスタートできる。 - 造形管理&モニタリング
グループ化されたプリンタは、ひとつインターフェース内で確認することが出来るため、造形指示を出したり、造形工程をモニタしたり、メンテナンスのスケジュール管理を行ったりすることが出来る。 - データに適合した造形管理
各プリンタの設定に合わせ、データに最適化されたプリンタにジョブを自動送信。データに合ったプリンタが設定されていない場合は、プリンタの設定を行うようユーザーに通知。
対応力と効率性
- 生産効率の拡大
グループ化したプリンタを全て使い、ひとつのプロジェクトを早く終わらせたり、いくつかのプロジェクトを割り振って同時に実行するなど、現状に合った造形管理が可能となる。新しいプリンタを追加した場合も、簡単に管理下に追加することが出来る。 - 進化した通知機能
ブラウザの通知によって現在の造形の状況を確認することが可能。プリンタを確認する必要がある際には、プリンタのLEDが異常をお知らせる。 - 新機能への対応
新しい機能が出た際には、簡単にその機能を取り込むことが出来る。
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