- 2017-8-18
- 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, ISS, MADE IN SPACE, rocket, Rocket Engine, テクノロジー, 人工衛星, 国際宇宙ステーション
世界初の3Dプリント人口衛星が国際宇宙ステーションからの打ち上げに成功
2017年8月17日、ロシアの宇宙飛行士Fyodor YurchikhinとSergey Ryazanskyは、滞在先であるISS(国際宇宙ステーション)から、世界初となる3Dプリント製人工衛星の打上げに成功した。
両飛行士によってリリースされた衛星の1つ「Tomsk TPU-120」は、トムスク工科大学、サウスウエスタン州立大学、ロシア企業RSC Energia(人工衛星や宇宙ステーションのモジュール設計・製造を行う会社)によって共同開発された3Dプリント製の人工衛星である。
外寸30cm×11cm×11cm、重量4kg未満となるTomsk TPU-120は、殆どの部品を3Dプリント技術で製造した小型軽量な人工衛星で、2016年4月1日に国際宇宙ステーションへ運ばれた後にテストを重ね、トムスク工科大学の創立120周年記念日となる8月17日に国際宇宙ステーションから打ち上げられた。
ISS内でテストされるTomsk TPU-120
宇宙空間に放たれたTomsk TPU-120は、約5〜6ヶ月間衛星軌道を回り、音声メッセージとテレメトリーを地球に送信すると共に、極限の宇宙環境における3Dプリント部品の実用性がテストされる。
関連記事
- 宇宙空間で部品製造する3Dプリントロボット
- NASAはISSへ第2の3Dプリンタを送る
- NASAは自己修復可能な新素材を開発!
- 3Dプリントパーツを組み込んだ最新ロケットエンジン
- Ballantine’sデザインの3Dプリント宇宙グラス
- 3Dプリント製ロケットエンジンが実用化に向けた試験に成功
- 世界初の3Dプリントロケットがいよいよ宇宙へ
- Rocket Labは3Dプリントエンジン搭載のロケットを打上げ
- GEが開発する世界最大のメタル3Dプリンタ
- NASAがISSで実験した3Dプリント用データ一式を公開
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp