Stratasys金属3Dプリントプラットフォームの開発計画を発表

Stratasysは独自のメタル3Dプリンティングプラットフォームの開発計画を発表

FDM技術の開発者であり、業界最大手の3DプロントソリューションリーダーStratasysは、新しい金属3Dプリンティングプラットフォームの開発計画を発表した。
エアバスやSIAエンジニアリングなど、多くの航空宇宙産業関連企業をパートナーに持つStratasysは、航空宇宙、自動車、医療、消費材などの主要産業において、従来の製造方法に置き換わる短期製造のための新しいプラットフォームとして、拡大を続けるメタル3Dプリンタ市場に参入する。

Stratasysのメタル3Dプリント技術に関する詳細は未だ明らかにされていないが、高出力レーザーにより金属粉末を焼結するメタル3Dプリンティング技術とは異なり、同社の3Dプリント技術「PolyJet」プロセスが組み込まれる予定で、これは最近リリースされたDesktop MetalProduction Systemに類似した技術が適用されると予想されている。

Desktop MetalのProduction Systemは、バインダジェッティング技術により金属粉末を結合材で析出させ、完成した3Dプリント部品を焼成炉に入れて結合剤を除去し、金属粒子を凝固させて高強度な金属部品を生成し、プロトタイピングから小規模量産までに対応した高精度な金属部品を製造可能にしている。

Stratasysは数年前からこの新しいメタル3Dプリント技術を開発しており、過去数ヶ月に渡り、自動車産業や航空産業を中心とした特定の顧客から、新技術に関するフィードバックを受け取ってきた。


Stratasysの顧客の一つ、シンガポールのSIAエンジニアリングカンパニー

Stratasysは、2018年4月23日から26日までテキサス州フォートワースで開催される「RAPID + TCT 3D Printing and Additive Manufacturing Conference」の会場で、新しいメタル3Dプリンティングプラットフォームの詳細を明らかにする予定である。


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