- 2016-9-5
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航空宇宙や自動車産業における生産性向上のための新たなハイブリッド3Dプリント技術
3Dプリント業界最大手Stratasysは生産効率向上のための新たなソリューションとして「Infinite-Build 3D Demonstrator」「Robotic Composite 3D Demonstrator」という二つの3Dプリント技術デモを発表した。
従来のラピッドプロトタイピング(試作用途)から、ダイレクトに実製品部品の製造を可能とするため技術開発が進む3Dプリント技術は、より高精度&高速性を実現すると共に、カスタマイズ可能な大型部品製造への対応が必要とされています。
そのための新たなソリューションを提案するStratasysは、同社のFDM方式3Dプリント技術をベースにした新たな製造用途技術を開発し、航空宇宙産業最大のボーイング社や、米国自動車産業大手フォードなどと提携し、生産効率の高い新たな製造ソリューションの実現に向け新技術の開発を進めています。
Stratsys Infinite-Build 3D Demonstrator
Stratsys Infinite-Build 3D Demonstratorは、カスタマイズの必要なOEM製造や、オンデマンド製造用途で必要とされる精度を有し、高速化と大型を実現した造形システムです。
Infinite-Build 3D Demonstratorで製造された航空機用内装パネル
Staratasys Robotic Composite 3D Demonstrator
Staratasys Robotic Composite 3D Demonstratorは、シーメンスのモーションコントロールハードウェア(産業用ロボットアーム)とストラタシスの3Dプリント技術を組み合わせた8軸ハイブリッド造形システムで、従来の10倍近い高速化と複合素材による複雑な造形を可能にし、面倒なサポート処理を軽減することで、大幅に生産効率を向上させることができるシステムとなっている。
強度や安全性を確保しつつ「コストと重量の削減」が重要課題となっている航空宇宙産業をはじめ、生産性の向上や柔軟なカスタマイズ化への対応が今後必要とされる自動車、医療、その他の産業において、これらのテクノロジーに基づくさまざまなソリューションをワークフローに組み込むことで、高品質な部品製造を円滑に行うことが可能となるかもしれません。
この技術に関しては、2016年9月6日に開催されるストラタシス・ジャパン「3Dプリンティング・フォーラム」でも発表される予定です。
ストラタシス・ジャパン「3Dプリンティング・フォーラム」詳細
http://3dprintingforumasia.com/japan-selection/
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