- 2015-5-29
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廃車のプラスチック部品やペットボトルゴミから生成するリサイクルフィラメント「Refilament」
オランダ・ロッテルダムのスタートアップ「Refil」がリリースしたリサイクルフィラメント「Refilament」シリーズは、廃棄プラスチックゴミから生成される3Dプリンタ用フィラメントで、最初の製品として以下の2種類をラインアップした。
Dashboard black ABS
『Dashboard black ABS』は、廃車となった自動車(主にボルボとアウディ)のダッシュボードやドアパネルに利用されているABS製品を洗浄、粉砕、溶解し生成されたリサイクルフィラメントで、マットブラックな質感を有するリサイクル率100%の製品となっている。
- 廃棄物原料:廃車のダッシュボードなど
- 材料:ABS
- プリント温度(推奨):220~240度
- プラットフォーム温度(推奨):90~110度
- プリント速度(推奨):15~150mm/S
- REACH認定、RoHS準拠
- 製品の購入先:https://3dfs.idarts.co.jp/categories/213050
PET Bottle Translucent
『PET Bottle Translucent』は、廃棄されたペットボトルゴミを洗浄、粉砕、溶解し生成したリサイクル率90%の半透明のフィラメントで、強力で柔軟性がありプリント中の歪みが少ない。また、洗浄されたプラスチック素材のため清潔で食品接触許容(FCA)に適合しており、プリント中に臭いが無い。
- 廃棄物原料:飲料ボトル
- 材料:PET
- プリント温度(推奨):240~260度
- プラットフォーム温度(推奨):50~70度
- プリント速度(推奨):40~70mm/S
- REACH認定、RoHS準拠
- 購入先:https://3dfs.idarts.co.jp/search?q=Recycled+PET
何れのフィラメントも、リサイクルされた段ボールから生成されたスプールに巻きつけられており、フィラメントを使い切った後は、パッケージと共に一般ゴミとしてそのまま廃棄することが可能。
同社は今後、冷蔵庫内装の合成ゴムなどから生成する「HIPS Refilament」などの販売も計画しており、現在研究開発を行っています。
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