世界初の視線トラッキングHMD「FOVE」

目の動きをトラッキグしコントロールできる新しいタイプのHMD『FOVE』がKickstarterでスタートアップ

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装着者の視線をリアルタイムでトラッキングし、様々なアクションに変換できるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)『FOVE』が、クラウドファンディングKickstarterでスタートアップ。あっという間に目標額である25万ドルを突破(5月28日現在で35万ドル超)!

FOVE公式サイト:http://www.getfove.com/
Kickstarter支援サイトはこちら

Kickstarter生まれのHMDと言えば、Facebookにより2000億円で買収された「Oculus Rift」が最も有名ですが、そんなOculus Riftの成功以降、世界各国で様々なタイプのHMDがリリースされ続けており、今回KickstarterでローンチしたFOVEもその流れを組むVR用HMD。
既存のHMDとFOVEの大きな違いは、世界初の視線追跡機能。この機能により、従来型のVR用HMDシステムには無かった奥行き情報を再現することができるため、いままで以上にリアルな3次元空間への没入体験が可能になっています。

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FOVEの視線追跡機能は、ユーザーの視線に合わせて焦点を調整するため、既存HMDのような「3D酔い」を軽減する効果もあり、ゲーミングデバイスとしてもより高精度な3次元操作が可能となっている。

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下図のように、焦点位置によって奥行情報を正確に認識。FPSゲームなどでは、このトラッキング効果を利用し、瞬時に目標をターゲッティングできるので、だれでも正確なヘッドショットが狙える。

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焦点位置の変化により、深度情報に応じたレンダリング(被写界深度)を実行

また、このような対話型ゲームであれば、視線の位置によってキャラクターのモーションを変化させることなども可能。

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開発段階ではすでに成功しているとも言えるFOVEですが、本格的な普及と今後の発展のカギを握るのは、この機能に特化したコンテンツやサービスシステムですね。
既にFOVEは、VRコンテンツプラットフォーム「Wear VR」とのパートナーシップ締結や「Microsoft Ventures Londonアクセラレータプログラム」からの支援を受けており、将来Microsoft XboxからFOVE関連コンテンツの提供が開始される可能性もあります。ひょっとしたら、KinectのようにXbox標準デバイスとなる日が来るかもしれませんね。

FOVEは、Unity、UNREAL ENGINE、CRY ENGINEをはじめ、様々な開発環境に対応しており、今回Kickstarterから提供されるSDK(2016年春予定頃公開予定)によって、開発者達からどんな新しいコンテンツが生まれてくるか、非常に楽しみです。

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DMM.make AKIBAで開発されるFOVE

医療など様々な分野への活用

また、FOVEは単なるゲーミングデバイスとしての活用だけを考えている訳ではなく、この高度な視線追跡機能を利用し、障害者支援装置として、医療、介護、教育など、幅広い分野への活用も想定されているようです。
「Eye Play the Piano」は、そんな事例の一つ。FOVEの視線追跡機能を利用し、手や腕を使わずに目線だけで音楽を演奏したユニバーサルピアノシステムです。

 

FOVE基本スペック

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  • ヘッドセット重量:400g
  • ディスプレイサイズ:5.8インチ
  • 解像度:WQHD(2560×1440)
  • 視野角:100度
  • フレームレート:60fps(90fps projected)
  • コネクタ:USB3.0、ディスプレイポート、ヘッドフォンジャック
  • Eyeトラッキングセンサ:小型視線トラッキング×2(トラッキング精度0.2度、120fps per eye)

眼鏡やコンタクト使用時の問題

Kickstarter上にも説明されている通り、カラーコンタクトなど一部のコンタクトでは正しく認識されないようです。また、眼鏡についてもセンサーをブロックしてしまう可能性があるようなので、眼鏡&コンタクトユーザーは、直接問い合わせた方が良いかもしれません。


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