量産向けに自動化された高速3Dプリントシステム

NXT Factory、自動化された高速量子レーザー焼結3Dプリントシステムを発表

カリフォルニアを拠点とする3Dプリンタメーカー NXT Factory は、今週開催の「RAPID + TCT」で、高速量子レーザー焼結3Dプリントシステム『QLS 350』を発表した。

QLS 350システムは、4つの高品質スキャニングヘッドと4つのハイパワーレーザーを搭載し、他のレーザー焼結システムの4倍の速さで、PA 12、PA 11、およびTPUを含む樹脂材料を高速プリント。これは、HPの3Dプリント技術「Multi Jet Fusion」に匹敵するプリント速度となる。

自律型のプリントチャンバーによる粉体管理と統合された熱管理機能を備えたQLS 350システムは、完全に自動化された生産システムにより、24時間365日の連続プリントを実現。これは、8,000から12,000個程度の3Dプリント部品生産において、従来の中小ロット量産生産よりも大幅にコスト効率を改善することができる。

クラウドベースで管理されるQLS 350のプリントシステムは、自律的な製造環境により運用効率を高め、生産性を向上。ユーザーは、遠隔地からも効率的にプリントプロセス全体を管理することができる。

QLS 350 技術仕様

  • モデル:QLS™350
  • レーザータイプ:4×100W CO2
  • Z軸精度:50~200ミクロン
  • プリントスピード:4200cm/h
  • ビルド領域:350×350×400mm
  • 物流システム:自律型リムーバブルプリントカート
  • 電力:26キロワット
  • インタフェース:Webダッシュボード
  • 付加装置 パウダーハンドリング&リフレッシュステーション
  • 本体寸法:200×140×200cm
  • 本体重量:750kg

QLS 350システムの価格は非公開となっているが、現在事前注文を受付けており、2019年後半から出荷開始を予定している。


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