- 2019-1-13
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KwambioがCES 2019で新たなセラミック3Dプリントシステム2機種を発表
ニューヨーク州に拠点を置く3Dプリンタベンチャー「Kwambio」は、ラスベガスで開催されていたCES 2019で、同社独自のバインダージェット方式セラミック3Dプリンタ『Ceramo Zero Max』と『Ceramo Two』の2機種を発表した。
セラミック製品の製造会社として、デザイン業界を中心に毎年全世界に12,000点を超えるセラミックオブジェクトを製造し提供するKwambioは、セラミックまたはシリカ粉末と、接着剤のように機能する水性バインダーを混合するバインダージェット技術をベースとした、特許申請中のセラミック3Dプリンタ「Ceramo One」を2017年末にを発表(関連記事はこちら)。
その後継機に当たる新型機のひとつで、コンパクトな筐体に同社独自のバインダージェット技術を備えたデスクトップタイプの「Ceramo Zero Max」は、150×150×150mmの造形領域内で、1レイヤーあたり300dpi解像度の高精度セラミックプリント性能を実現。
もう一つの新型機「Ceramo Two」は工業用途として設計されており、毎秒1,000mmのプリント速度、400×250×400mmの造形領域、最大600dpiの解像度で、50〜200μmの超高精細セラミックプリントを実現。
Kwambio独自の粉末用バインダージェット技術は、従来のセラミック技術と比較して製造時間を90%短縮し、グレージングや焼成を必要とせず、効率的にセラミック製品を作成することができる。
Ceramo Zero Max スペック
- 本体価格:5,000ドル
- 用途:ホーム、オフィス
- 造形速度:4層/分
- 造形領域:150×150×150 mm
- 材料オプション:高性能複合材料
- レイヤーピッチ:0.1 mm
- 解像度:300 dpi
- プリントヘッド数:1
- ジェット数:128
- ファイル形式:STL
- 本体寸法:643×550×500 mm
- 本体重量:60キロ
- 電源:100〜240V、500W
- ネットワーク接続:TCP / IP
- OS:Windows XP、Vista、7〜10
- 規制準拠:CE、CSA
Ceramo Two スペック
- 本体価格:45,000ドル
- 造形速度:1000 mm/s
- 造形領域:400×250×400 mm
- レイヤーピッチ:50〜200μm
- 解像度:最大600 dpi
- プリントヘッド数:1
- ジェット数:500、1000
- ファイル形式:STL
- 本体寸法:1660×970×1240 mm
- 本体重量:352キロ
- 電源:100〜240 V、1000 W
- ネットワーク接続:TCP / IP
- OS:Windows XP、Vista、7〜10
- 規制準拠:CE、CSA
Kwambio独自の粉末用バインダージェット技術は、ハイエンドデザイン、アート、産業用途、ヘルスケア(バイオプリンティング骨構造)などの業界で使用することに適しており、従来の製造方法では不可能だった複雑な形状のセラミックオブジェクトを素早く簡単に製作することができる。
Ceramoシリーズの導入について
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