- 2014-7-13
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GE「Build Your Own Jet Engine」から無償公開された3Dプリントデータを利用しエンジン模型を造形
2014年春GEは、インドのマハーラーシュトラ州西部に2億ドル(約200億円)規模の3Dプリント工場を設立することを発表。この3Dプリント工場では、ジェットエンジンやガスタービンに使用される様々な部品(樹脂、金属問わず)3Dプリント技術で量産化を予定している。
そんなGEはこの度、同社主催コンテストの懸賞用として準備したジェットエンジン模型の3Dデータを、3Dデータ共有サイト「Thingiverse」から無償公開した。
https://www.thingiverse.com/thing:392115
公式サイトでは、3Dプリント用ファイル(stl形式)だけではなく、組立に必要な工程図、完成後の造形物をパッケージするためのプリントデータなど、関連する素材全てが無償公開されている。
id.artsでも早速ダウンロードし、所有するStratasys FDM機で3Dプリントを実行(下記参照)。
造形自体は問題なく綺麗に生成できたが、公開されていたデータの一部に欠落しているパーツがあったため、新規に3Dモデリングし、id.artsのThingiverseページにアップ。
http://www.thingiverse.com/thing:393595
また上記部品とは別に、ナセルと専用スタンドも用意したので、必要な方は自由にダウンロードしご利用いただきたい。
http://www.thingiverse.com/thing:405104
※「3Dプリンタは持ってないけど、この模型が欲しい!という方には、弊社にて造形対応しておりますので、こちらからご連絡ください。
3Dプリント 「Build Your Own Jet Engine」
公開されている無償データを利用し、3Dプリント。
公開されたパーツ一式を造形した後は、プロ仕様の3Dプリント用研磨材「TuneD3」を利用して、バリ取りを行う。
ほとんどのパーツは接着材で固定するため、造形する素材により適切な接着方法を行う必要がある。ABSでは、市販のプラスチック用接着剤が利用できるが、PLAは一般的な接着剤では接着できないため、最も接着性の高い「アクリサンデー」を使用し接着。
ABSにおススメ
シンプルなパーツ構成のため組立時に説明書は不要だが、組み立て図が必要な方はこちらダウンロード可能。ただし、組み立て図中には間違いが数箇所あるため、接着前に十分確認してから作業を行う必要がある。
公開されているデータから造形した部品を組み立てると、一部不足しているパーツがあることに気が付く。他のユーザーもアップしているように、公開されたデータには一部パーツ(part 12)が抜けていたため、弊社でモデリングしThingiverse上にアップ済み。
http://www.thingiverse.com/thing:393595
追加したパーツ(part 12)を設置すれば、オリジナルと同じように組み立てることが可能。リアベアリング(13_-_Rear_Bearing.stl)とこのpart 12をシェルに接着すれば、軸固定が完了し模型は完成となる。
デモのように、リアハンドルを回して遊んでみよう。
また、エンジン模型と合わせ公開されているパッケージ用印刷データをプリントし組み立てれば、デモと同じようなパッケージングも可能となる。
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