IKEAは3Dプリント量産品の最初の主要ブランドの1つとして『OMEDELBAR』コレクションをリリース
日本でも複数の大型店舗を展開するスウェーデンの家具量販店「IKEA(イケア)」は、スウェーデンのデザイナーBeaÅkerlundとのコラボ作品として、OMEDELBARコレクションに初めての3Dプリント量産品を採用した。
従来型のSLS方式3Dプリンタを利用し、ナイロン12材料から生成された3Dプリント製品「OMEDELBARコレクション」は、壁掛け用のアクセサリーハンバーで、3Dプリント技術の特徴を活かしたメッシュ構造のデザインとなっている。
製造に協力するアイルランドの3Dプリント会社Wazpは、造形後の冷却工程を効率化するため独自の冷却プロセスを考案し、3Dプリントによる大量生産を実現。一度に複数の造形物をプリントし効率的に冷却させることで、マシンの冷却を待たずに、すぐに新しいプリントセッションを開始することができる。
SLS方式で3Dプリントされたナイロン12製品は、耐久性や柔軟性に優れており、耐薬品性や紫外線に対する高い耐性も有している。
1年半前からスタートした3Dプリント製品の開発において、OMEDELBARコレクションは、3Dプリントによる大量生産のための最初の主要ブランドの1つと位置付けられている。
IKEAは現在、3Dプリント技術をベースとした量産品開発に注力しており、今後も同様の3Dプリント製品がラインアップされる可能性を秘めている。
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