- 2020-11-25
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ベルトコンベアタイプの3Dプリンタ「iFactory One」Kickstarterからローンチ
ドイツのスタートアップ iFactory3D は、ベルトコンベアタイプの3Dプリンタ「iFactory One」をクラウドファンディング Kickstarter からローンチ。キャンペーン開始から7日で目標額を達成。
iFactory One は、FFF/FDM方式のコンベアベルト3Dプリンタで、45°に傾いたヘッドとベルトコンベアを利用して、サポート構造を軽減しながら24時間体制の無限プリントが可能。290×180mmのビルドボリュームは事実上無限にプリントが可能で、ベルトの曲率によって自動的に落ちない造形物は、プリンタに備わるスクレーパーに接触して強制的に取り除かれる。
ノズル最高温度は260℃で、PETG、PLA、PC、ABSなどのフィラメントに対応。さらに本体にはHDカメラとフィラメント切れセンサーを搭載しており、同社独自のAIベースのエラー検出ソフトウェア「PrinterGUARD」を利用して、3Dプリント中に発生する5つの一般的なエラー(スパゲッティ、プリントベッドの剥離、パーツの反り、ストリング、空プリント)を視覚的に識別するのに役立つ。AIベースのソフトウェアは独自のアルゴリズムに裏打ちされているため、時間の経過とともに検出率が大幅に向上することが期待されている。また同社は、最大20種類のエラーを検出するために「PrinterGUARD」を訓練する計画も発表しており、ユーザーのプリント成功率を向上させ、フィラメントコストを大幅に節約することができるとしている。
Kickstarter キャンペーン中の iFactory One の価格は、アーリーバードモデル749ユーロ(約92,794円)から支援可能で、キャンペーン期間中に購入したプリンタは、2020年12月から2021年3月の間に出荷される。また同モデルは、2021年4月以降一部の販売代理店を通じて一般販売を予定している。
iFactory One 基本スペック
- ビルドボリューム:無限×290×180mm
- 本体寸法:710×640×500mm
- 本体重量:18kg
- ディスプレイ:3.5インチ 320p タッチスクリーン
- ノズル径:0.4mm
- プリント速度:20 – 100mm/s
- レイヤー高さ:0.03 – 0.3mm
- 最大ノズル温度:260°C
- 動作音:<70 dB
- 最大ベッドの温度:100°C
- その他:Raspberry PiとHDカメラによるモニタリング
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