新コンセプトのロボットキット『ファブウォーカー』

上手く歩く方法を試行錯誤しながら考えるプログラミングロボットキット『ファブウォーカー』

電子工作キット「エレキット」の企画・開発・製造を行うイーケイジャパンは、4足歩行のプログラミングロボットキット『ファブウォーカー』を2018年12月下旬に発売する。

ファブウォーカーとは

小学校でのプログラミング教育必修化をはじめ、国内外において、新しい教育の模索が始まっている。そこで注目されているのが、「STEAM」というキーワード。変化が激しく将来の予測が困難な時代を担う力を育成するために、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の各分野を横断的・統合的に学ぶ新しい教育モデルである。ファブウォーカーは、上手に「歩く」方法を試行錯誤しながら考える4足歩行ロボットで、STEAM教育において教材に求められる多様な要素が盛り込まれている。

デジタルファブリケーション※による新しいものづくりを体験できる

ファブウォーカーの骨格は、レーザーカッターで加工された1枚の板で、その組み立てを通じ、ねじ止め、接着、結束など、いろいろな工作テクニックを体験できるようになっている。


ファブウォーカー組立例


パーツ一覧

工夫・試行錯誤のための「余白」がある

ファブウォーカーは4本の足で歩行するロボットだが、4本の足はキットには含まれていない。ペンや歯ブラシ、小枝など、身の回りから足になりそうなものを自由に選んで取り付けるようになっている。足に何を取り付けるかによって、ファブウォーカーの歩き方はさまざまに変化。自分が意図したとおりに歩くよう試行錯誤を重ねることにより、プログラミング的思考を経験することができる。

ロボットプログラミングを体験できる

ファブウォーカーはパソコンと接続したプログラミングに対応。専用ソフトウェア「Palette IDE(パレット・アイディーイー)」を使い、前後左右、歩き方を自由自在にプログラミングできる。プログラミングは、カードを並べるようにカラフルなアイコンを並べるだけ。あとは、自分の意図する歩かせ方に合わせて、命令文を考え条件設定を行う。ソフトウェアの操作もドラッグ&ドロップで簡単にできる上、タッチパネルを使用したタブレット環境でも使用することができる。プログラミング初心者でも、ロボット制御のプログラムを無理なく作れる。


Palette IDEプログラミング画面

​パソコン上で動作するソフトウェアやUSB接続に使われるデバイスドライバーのインストールは一切不要。学校や公共施設など、使用者が管理者権限を持つことが難しい環境でも簡単に導入することができる。

ソフトウェア仕様

  • 入手方法:ウェブサイトよりダウンロード(無償)
  • 対応OS:Windows 7 / 8 / 8.1 / 10
  • ディスプレイ:1280×720以上の解像度
  • 転送方法:USB2.0(パソコンにUSBポートが必要。転送用ケーブルは付属)

製品情報

  • 商品名 : ファブウォーカー
  • 型番 : FW-05
  • 価格 : 6,804円(税込) (本体価格:6,300円)
  • メーカー出荷開始日 : 2018年12月19日(予定)

製品仕様

  • 動力 : サーボモーター×2個
  • 電源 : アルカリ乾電池 単3×2本(別売)
  • プログラム転送方法 : USB2.0(転送用ケーブル付属)
  • サイズ : W160mm × H56mm × D170mm (足含まず)
  • 重量 : 約100g(足・乾電池含まず)
  • 製品情報ページURL:https://www.elekit.co.jp/product/FW-05

関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る