Digital Patisserie、3Dフードプリンタ「patis3」を発表

材料の回収機能を備えた食用粉末ベースの3Dフードプリンタ「patis3」

フランスの食品用3Dプリンタメーカー Digital Patisserie(以下 デジタルパティスリー)は、MITで開発された3Dプリンティング技術から着想を得たとされる新たな3Dフードプリンタ「Patiss3」の発売を発表した。

2018年に設立されたデジタルパティスリーは、フランスのトロワ工科大学と共同で開発した独自のスライスソフトウェアとコンシューマー向けデスクトップ3Dプリンタを組合せ、容易にフードプリンタに変換する押出成形アドオン「CakeWalk」を発表し、食品の3Dプリントに特化したオンライン講座などを展開してきた。そして今回発表された「Patiss3」は、従来のお菓子作りに代り、シリコン型や金型を必要とせず、自由な形状をミリ単位の精度で素早くプリントすることができるパウダーベースのフードプリンタである。

樹脂用3Dプリンタをフードプリンタに変換するアドオン「CakeWalk」

「Patiss3」は、プリント形状を保持するための無味の構造用パウダーと、ココアベースの2種類のパウダーをベース材料として使用。また、ケーキ生地ミックスなどと組み合わせることで、様々な食感や風味のオリジナルレシピを作ることもできる。
粉末材料をベースとする「Patiss3」には、プリント工程で使われなかった粉を回収し、次のレシピで最大7回まで再利用することが可能なプリント材料回収用のデパウダーステーションと、調理時間を短縮するためのオーブンの2つのオプションモジュールを追加することができる。
また「Patiss3」ユーザー向けのサービスとして、同社独自のアプリでアクセスできるデジタルマーケットプレイスが付属。有名シェフによる3Dプリントレシピが掲載され、レシピを公開したシェフは、自らのペストリーデザインが3Dプリントされるたび、ロイヤリティを受け取ることができるという。

パティシエ、レストラン、焼き菓子工場などを対象とした3Dフードプリンタ「Patiss3」は、欧州最大のスタートアップおよび技術イベント VivaTech で展示され、同期間中の会場では、チョコレートムース、メレンゲ、3Dプリントされたココアショート生地、フルーツを使って仕上げられた小さなケーキ「Coral(コーラル)」が試食品として提供された。

デジタルパティスリーの創設者であり、3Dプリントサービスプロバイダー Sculpteo で副CEOを務めた経験のある Marine Coré-Baillais 氏は次のように述べている。
「この3Dフードプリント技術は、3Dファイルをベースに風味をコントロールし、レシピオリジナルの味を保ちながら、すべてのパティシエに様々な制約から解放され、形や味を再考できる全く新しい生産方法を提供し、業界全体の創造性を変革するものです。」

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