Desktop Metalが3Dプリントシステムを発表

Desktop MetalアップグレードされたStudio System +およびStudio Fleetを発表

マサチューセッツ州のスタートアップDesktop Metalは、次世代のFDM方式金属3Dプリントシステム「Studio System」のアップグレードモデルとなる「Studio System +」と小規模量産に対応した3Dプリンティングソリューション「Studio Fleet」を発表した。

2017年にリリースされたDesktop Metal Studio Systemは、金属3Dプリンタ、デバインディングステーション、焼結炉から構成されたシステムで、オフィス環境に金属部品製造の安全なソリューションを提供するために設計された3Dプリントシステムである。

今回アップグレードされたStudio System +は、現行モデルの革新的な機能をすべて継承しつつ、XY軸240ミクロン、Z軸45ミクロンという小さな焼結ボクセルを可能にした交換可能な高解像度プリントヘッドを搭載。また、ライブプリントモニタリングのためのプレートカメラとレトルトボックスデザインを採用し、熱均一性を高め、より高品質な金属部品のプリントを実現。
現場でシステムを運用するエンジニアやデザイナーは、効率化されたプリントプロセスとスループットの向上により、高精度な金属部品を生成することができる。

小規模量産に対応した金属3Dプリントシステム

またDesktop Metalはアップグレードされた「Studio System +」に加えて、小規模量産に対応するプリンティングソリューション「Desktop Metal Studio Fleet」の提供を開始する。

Studio Fleetは、Studio System +マシン3台、デバインディングシステム1台、焼結炉1台を含む基本システム(235,000ドル)の他、拡張されたもう一つのパッケージとして、Studio System +マシン5台と、2台のデバインディングシステム、1台の焼結炉を含む拡張パッケージ(315,000ドル)をラインアップ。
Studio System +とクラウドベースのソフトウェアを活用して、ラピッドプロトタイピングとアプリケーションのバッチ処理を実現する。

Studio System +は来月から米国出荷を開始。Studio Fleetは、2019年の後半から出荷を開始する予定である。

 

大阪DMSで実機体験
2018年10月3日より大阪で開催されるDMS【製造・設計ソリューション展】へ出展するBRULE INCブース(番号:9−41)では、Desktop Metal Studio Systemを展示。同社ブースにて、FDM方式による金属3Dプリントシステムを体験することができる。


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