Creality 3Dの無限3Dプリンタが1億円超の調達に成功

Creality 3D、無限プリント可能なベルトコンベア式3Dプリンタ「CrealityPrintMill」をローンチ

中国の深センに本拠地を置く3Dプリンタメーカー Creality 3D Technology Co., Ltd.(以下 Creality 3D)は、中国最大のTech系YouTubeチャンネルを運営するハードウェアエンジニア Naomi Wu と協力して、第二のクラウドファンディングキャンペーンとなるベルトコンベアタイプの無限3Dプリンタ「3DPrintMill(CR-30)」をローンチ。開始僅か4時間で目標額の10倍の資金を達成した。

安価なFFF方式3Dプリンタを数多く展開し、世界的シェアを有する Creality 3D は、新たな3Dプリンタとして「3DPrintMill」をクラウドファンディング Kickstarter からローンチ。キャンペーン開始から4時間で目標額である100,000香港ドル(約1,350,000円)を調達し、11月25日現在で1,500人を超える支援者から1億円超の資金調達に成功している。

最高100℃まで素早く均一に加熱するナイロン製ベルトコンベアを有する 3DPrintMill は、45度の角度で設置される最新のCore-XYモーションシステムを備えており、3Dプリンタユーザーからの支持が高い同社の人気モデル「Creality CR-10」シリーズ同様の精度で、無限3Dプリントを実現。
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Creality3Dのベストセラーモデル「Ender-3」および「Creality CR-10 V2」3Dプリンタ同様に信頼性の高いBowdenホットエンドを使用して240ºCに対応したヘッドは、様々な材料をプリント可能で、オプションとして提供されるダイレクトドライブも近日中の発売を予定している。その他、Creality 3Dの最上位モデルと同じ32ビットマザーボードを搭載し、静音、安全、正確な動作を実現。

スライシングソフトウェアには、シンプルな操作性と分かりやすいインターフェースで構成される同社独自のスライシングソフトウェア「CrealityBelt」を用意し、任意の長さのモデルをスライスしたり、連続プリントのため複数のモデルをスライスしたりすることができる。3DPrintMillが読み込むGCODEファイルは、45度の角度でスライスされる独自の物だが、同社は今後複数のオープンソーススライサーと協力して、既存のスライシングソフトウェアに無限プリント機能を追加するための開発を進めており、2021年3月には複数のオープンソース・スライシングソフトウェア上で利用できるようになるとしている。

3DPrintMill のアーリーバードモデルは5,322香港ドル(約71,800円)から入手可能で、2021年5月の出荷開始を予定。
3DPrintMillは、ベース、フロント、リア、コントロールパネルの4つの主要パーツに分けられて出荷され、付属の六角レンチを用いてユーザー自身で簡単に組み立てることができる。


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