大手射出成形機メーカーが3DプリンタメーカーGermanRepRapを買収

ドイツの産業用機械製造メーカーARBURGが3DプリンタメーカーGermanRepRapを買収

ドイツの射出成形機械製造メーカー大手 ARBURG グループのオーナーである起業家ファミリー Hehl and Keinath は、ドイツのミュンヘン郊外に本社を構える3Dプリンタメーカー German RepRap を買収した。

プラスチック射出成形機のグローバルメーカーARBURGは、5軸回転式台座と微小プラスチックを吐出積層する特許取得済みのARBURG Plastic Freeforming(APF)プロセスを開発。

APFは、射出成形に使用されるのと同じ適格なペレット材料を使用して、金型などを必要とせず、小ロットの最終製品の製造が可能な革新的な工業用3Dプリントシステム「Freeformer 200-3X」と「300-3X」をラインアップ。

一方、2010年に設立されたドイツの3DプリンタメーカーGerman RepRapは、産業用途に特化した大型FFF方式3Dプリンタや、液体シリコーン3Dプリント技術「Liquid Additive Manufacturing(以下 LAM)」を搭載する液体シリコーン3Dプリンタ「L320」など、独自技術を採用した複数の産業グレード3Dプリントシステムをラインアップしている。

具体的な買収額などの詳細は不明だが、買収後の運営に大きな変更は無く、23人の従業員も業務上の変更なく従来通りの業務を継続。今後、両社の技術を活かした新しい3Dプリントシステムがリリースされる可能性を秘めている。


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