シリコン3Dプリント用サポート材

Elkem Silicones、液体シリコーン3Dプリント用サポート材「AMSil 92100」を発売

ノルウェーの首都オスロの本拠を置く、シリコーンや鋳造業界向け合金などを製造する材料メーカー大手 Elkem Silicones(以下 エルケム)は、液体シリコーン3Dプリント用のサポート材「AMSil 92100」を開発し、製品ポートフォリオを拡大した。

シリコンは強靭でありながら柔らかいため、医療機器、バルブ、シール、インプラント、人工装具、時計バンドや装具、靴のインソールやミッドソールなど、様々な用途に活用されている。しかし、シリコーンは製造が困難な材料のひとつとされており、大手メーカーも数年間の開発に取り組んだ後、市場から撤退している。エルケムの液状シリコーン3Dプリンティングは、「液状堆積成形(liquid deposit molding 以下 LDM)」とも呼ばれ、2つの成分を混合してシリコーンを形成し、それを硬化させる混合ノズルを使用する。これまでのフレキシブル3Dプリンティング分野で主流だったポリウレタン製品とは異なり、LDM部品は実際のシリコーンから作られているため、様々な用途に使用することができる。

同社のシステムは、従来のFFF/FDM方式の3Dプリンタに搭載することで、シリコン3Dプリンティング環境を構築することができるが、これまでのLDMでは、複雑な構造物の成形には限界があった。同社はこの問題を解決するため、新たなペースト状のサポート材「AMSil 92100」を開発。このサポート材は、エルケムの3Dプリント用シリコン材料「AMSil」と「AMSil Silbione」シリーズと同じシステムで押し出すことが可能で、3Dプリンティング特有の自由な設計アプローチに関連する機能や構造を活用することができる。またこのサポート材は水溶性のため、プリント後に簡単に洗い流すことができる。

同社は今後この技術を工業規模で推進し、革新的で収益性の高い持続可能なソリューションを生み出すことを目標としている。


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