- 2022-2-21
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ICON、新たなラウンドで1億8500万ドルを調達しより多くの住宅を3Dプリントすることを目指す
高度な建設3Dプリント技術を開発するテキサス州の建設3Dプリント企業 ICON(アイコン)は、米国の投資会社 Tiger Global Management 主導のラウンドで、1億8500万ドル(約212億7000万円)を追加調達。この新たな調達は、2021年8月に発表されたシリーズBの調達資金2億700万ドル(約310億4000万円)の延長線上にあるとされ、建設3Dプリント分野における同社の評価額が、約20億ドル(約2299億3700万円)に達した。
関連記事:ICONがシリーズBで2億700万ドルを調達
これまでの支援者には、Norwest Venture Partners、8VC、Bjarke Ingels Group(BIG)、BOND、Citi Crosstimbers、Ensemble、Fifth Wall、LENx、Moderne Ventures、Oakhouse Partnersなどが含まれているが、どの投資家が今回の延長に参加したかは明らかにされていない。今回の資金調達によりアイコンは、総額4億5100万ドル(約518億5100万円)の株式を調達したことになる。
Holcim、Cemex、PERI、GEといった大手企業の参入により、3Dコンストラクションプリンティング(3DCP)業界は、より専門的で産業化されたセクターへと移行しつつある。その結果、ベンチャー企業だけでなく、セメント・コンクリート、建設、不動産開発等の大手企業による投資も拡大している。これら大手企業では、木材を含む投入資材の価格高騰、数十年にわたる生産性の低迷、熟練労働者の不足、事業者のニーズを満たすのに不十分な生産量など、市場における切実な課題解決のため、3Dプリント技術に注目している。
数兆ドル規模となる世界の建設市場において、3DCP関連企業の評価は爆発的に上昇している。
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