5軸3Dプリンタ「VSHAPER 5AX」

VSHAPERが5軸ハイブリッド3Dプリンターのリリースを発表

ポーランド南東部の都市、ジェシュフに拠点を置く3Dプリンターメーカー VERASHAPE は、FFF(FDM)方式3Dプリンタに5軸加工機能を備えたハイブリッド3Dプリンタ「VSHAPER 5AX」を発表。2020年5月26日にその全容を公開するワールドプレミアを開催する。

2017年11月にドイツ・フランクフルトで開催された「formnext 2017」で最初の5軸3Dプリンタを発表した同社は、新たに開発された最新の5軸ハイブリッド3Dプリンタ「VSHAPER 5AX」に関する情報の一部を公開した。
VSHAPERの3Dプリントシステムは、FFF方式テクノロジーに切削や穴あけ加工機能を追加した5軸ハイブリッドシステムで、自動車、鋳造、航空宇宙、医療産業を対象に、様々な熱可塑性材料を用いたエンジニアリングアプリケーションを提供可能にする。

5AXには、インデックス機能付き5軸回転および傾斜ビルドプラットフォームが備えられており、5軸回転機能を利用した高度な3Dプリント機能と、交換可能な6つの異なるツールヘッドを利用して、フライス加工、穴あけ加工、バニシング加工など、1つの3Dプリントプロセス内で様々な加工に対応することができる。

左から3Dプリントツール、仕上げツール、プローブツール

また5AXに実装されているプロービングシステムは、製造するモデルに関する詳細な情報を収集するためのプログラム可能な測定シーケンスにより、3Dプリント後に造形物を測定して、次のミリングプロセスに必要な情報を取得する。


5AXによる3Dプリント例

5軸回転システムによるセットアップは、サポート構造の必要性を軽減し、材料の無駄と後処理工数を大幅に削減することができる。


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