- 2018-4-22
- フィラメント・材料, 最新情報
- 3DFS, 3DPrinting, 3Dプリンティング, FDM, FFF, filament, Food, FormFutura, Sculpt, ZBrush, テクノロジー, フィラメント
3Dプリント後も粘土のように彫刻や肉盛りができるフィラメント『Thibra3D SKULPT』販売開始
高性能な3Dプリンタ用フィラメントをラインアップするオランダのフィラメントメーカー FormFutura は、新たに特殊な性能を有する3種類のフィラメントをリリース。
FormFutura の正規パートナーで、3Dプリンタ用フィラメント専門ショップ『3DFS』を運営する id.arts(アイディーアーツ株式会社)では、これら3種類の新商品の販売を開始しました。
造形後も粘土のように彫刻できるフィラメント SKULPT
先にご紹介した食品対応フィラメント『Centaur PP』に次ぐ新商品としてリリースした『Thibra3D SKULPT』は、Thibra3Dによって開発されたユニークな3Dプリンタ用フィラメントで、3Dプリント後の造形物に対し、ヒートガン(ホットエアガン)などを利用し、70℃前後に温めることで軟らかくなり、粘土のように彫刻や肉盛りすることできるフィラメントです。
SKULPTで3Dプリントした造形物は、熱した表面をコテや指先で滑らかにしたり、彫刻ツールで形状の微調整が可能なだけでなく、通常廃棄するだけの除去したサポート材を、パテのような肉盛り用素材として再利用することもできます。
彫刻を終えた造形物は、加工後に石けんとぬるま湯で脱脂することで、一般的なアクリル塗料で塗装することが可能です。
Thibra3D SKULPT シリーズのご購入
お試し用サンプル
粘土のように彫刻できる『Thibra3D SKULPT』5M
粘土のように彫刻できる『Thibra3D SKULPT』10M
粘土のように彫刻できる『Thibra3D SKULPT 750g』(スプール単位)
Thibra3D SKULPT の特徴
- 熱を加えることによる繰り返しの彫刻が可能
- アクリル塗料で塗装可能
- 塗装前に石けんとぬるま湯で脱脂する必要あり
- 研磨可能
- 乾燥やひび割れしにくい
- 除去したサポート構造を彫刻に再利用可能
- エクストルーダー温度(メーカー推奨値):190~220℃
- ヒートベッド温度(メーカー推奨値):45~60℃
- レイヤーピッチ(メーカー推奨値):0.2mm
その他の新商品はこちら
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