- 2017-12-28
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自動車メーカーMINIは2018年より3Dプリンタとレーザー加工機を利用したMINIのカスタマイズサービスを開始する
英国の自動車メーカー「MINI」は、2018年度の新たなサービスとして、3Dプリンタやレーザーエッチング技術を利用し、MINIのドレスアップパーツを提供する「MINI Yours Customized」と呼ばれるカスタマイズサービスプログラムを開始する。
2018年3月に英国で発売される予定の「MINI Yours Customized」は、LED付ドアシール、ドアプロジェクター、助手席側インテリアトリム、サイドスカートなどをユーザー自身がデザインし、3Dプリンタやレーザー加工機によって製造されるカスタム部品提供サービスとなる。
アプリから簡単オーダー
MINIユーザーは、シンプルなオンラインツールを利用し、スケーラブルな表面仕上げやデザインパターン、カラーなどを選択し、簡単にオリジナル部品をデザインできる。また、オンラインツールのテキスト入力機能により、パーツ内に任意のテキスト(名前や個人的なメッセージ)などを追加することも可能。
オンライン上からデザインされたパーツは、提携する関連施設が3Dプリンタやレーザー加工機を使用して製造し、MINI工場へと送られる。
実装したカスタムパーツが劣化した際や、新しいデザインに交換したい場合は、地元ディーラーへ持ち込み、生産施設から送られてきた新しいカスタマイズ部品に交換することもできる。
個性を演出するアイコン部品の実装
カスタムパーツのひとつ、アルミニウム製の照明付きドアトリムには、高品質レーザー技術による刻印(名前、メッセージ、オリジナルテキスタイルなど)の刻印が可能で、カスタマイズされたLED照明付き磁気スイッチ式ドアトリムとして機能する。
乗降時に点灯するドアプロジェクターには、オリジナルの写真やテキストを含めることが可能で、より個性の際立つエントリー用ドアライト(プロジェクター)に仕上げることができる。
MINIは、親会社であるBMW Groupと協力し「MINI Yours Customized」に適切な製造プロセスと流通システムを確立。ドイツにあるこれらの施設には、BMWのパートナーであるHP(Hewlett-Packard Inc.)、Carbon、EOS GmbHといった企業によって3Dプリント技術が提供され、より高度な3Dプリント技術による部品提供を実現。
これらの施設で生産されるカスタム部品は、MINIの純正アクセサリー同様の機能性と安全基準に適合している。
MINIは「MINI Yours Customized」による新しいオプションサービスにより、革新的な生産プロセスの確立とパイオニアブランドとしての地位確立を目指している。
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