米国は2018年の国防予算で3Dプリント技術の利用増加を示唆
米国は、提案中の国防権限法(NDAA)の素案で、2018年の国防予算6391億ドル(約70超強)を申請。同法案には、3Dプリント技術への大幅な増加が含まれている。
予算全体として、様々な軍事プロジェクト、軍事建設、人事関連の予算が含まれているが、最も注目すべきは、アディティブ・マニュファクチャリング(AM)製造における軍事用3Dプリント技術へ大幅な増加が見込まれている点である。
3Dプリント技術は、新たな部品の開発や製造、旧式部品の製造などに役立つとし、戦術的レベルでの重要性を挙げている。
3Dプリント技術が国防技術の発展において重要であることして、軍事目的で活用できる3Dプリント技術を研究するための施設「防衛製造革新研究所」を設立すべきだと提案している。
NDAAはまた同時に、3Dプリント部品の品質保証の認定の難しさも指摘しており、品質保証における標準化と認証プロセスの開発を行う必要があることても示している。
F/A-18から放出される大量の3Dプリント製小型ドローン群
同法案には、3Dプリント技術の活用を研究する予算として、米国空軍と国防高等研究計画局(DARPA)が開発する極超音速試験飛翔体や、3Dプリント製ドローン郡「Perdix」など、技術革新に使用される予算132億ドル(約1兆5千億円)が含まれる。
関連記事
- 戦闘機から放出される3Dプリント小型マイクロドローン群
- 国防関連企業が軍事用ドローン3Dプリンタを開発中
- Form 2で熱光学ピストルを制作
- 導電性3Dプリント技術によるナノアーキテクチャ
- VWは低価格な3Dプリンタで業務を効率化
- HPの3Dプリンタ日本国内で販売を開始
- ミシュランの3Dプリントタイヤ
- Polysher開封から初期セットアップまで
- 米軍は使い捨て小型ドローン製作に3Dプリント技術を活用
- GEが開発する世界最大のメタル3Dプリンタ
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp