Ultimakerは新しいプリント材料「ポリプロピレン」のリリースとCuraソフトウェアをアップグレード
オランダの3DプリントメーカーUltimakerは、新材料「ポリプロピレン(PP)」のリリースと共に、ファームウェアのアップグレード、Ultimaker 3 Advanced 3D Printing Kit、新型プリントコアノズル、Curaスライシングソフトウェアの更新を含む大幅なアップグレードを実施した。
リリース内容
Ultimaker PP
Ultimakerの最新フィラメントにPP(ポリプロピレン)を追加。
ポリプロピレンは、医療用品から日用品まで、優れた耐薬品性と耐温性を備え、世界で最も広く使用されているプラスチックの1つである。今回リリースされた新材料Ultimaker PPを利用することで、実製品に近い耐久性を有する機能プロトタイプの製作することが可能となる。
その他、TPU、CPE +、PCなどのNFCスプールに新しいプリントプロファイルの提供を予定しており、Ultimakerユーザーは幅広い種類のエンジニアリンググレード材料を使った最適な造形を実現することができるようになる。
0.8mmノズル径のプリントコア
精密な造形に適した既存の0.4mmプリントコアとはことなり、新しいプリントコアには0.8mmのノズルが採用されており、より高速なプリントが可能になる。
Ultimaker 3 アドバンスドキット
造形の安定性を高めるアドバンスドキットには、Ultimaker3用のエンクロージャー1枚、接着シート25枚、接着剤塗布装置1枚、ガラスプレート1枚が含まれる。
旧モデルであるUltimaker 2およびUltimaker 2+に対しては、専用のAdvanced 3D Printing Kitが€90で提供される。
スライスソフトウェア「Cura」とファームウェアをアップデート
Curaの新バージョン2.6.1では、サポートの定着性向上、簡単で素早い自動モデル配置機能などの新しいツールを搭載。
アップデータされた最新のFirmware 3.7.1には、Curaを起動せず材料交換を行うことができるようになるなど、幾つかの改善が含まれている。
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