Stratasysの全自動3Dプリンティング生産セル

Stratasys、Formnextで完全統合型3Dプリンティングと後処理プラットフォームを公開

3Dプリンタメーカー Stratasys(ストラタシス)は、ドイツのフランクフルトで開催された世界最大級の3Dプリンティング展示会「Formnext 2022」で、完全統合型の全自動3Dプリンティングおよび後処理プラットフォームのデモを行った。

Photo : Mael Duportal

オートメーションソリューションおよびロボティクスプラットフォームなどを開発する米国企業 Calvary Robotics と共同で開発されたこの全自動生産セルには、ストラタシスの「Origin One」3Dプリントシステム、ロボットアーム、ベルトコンベア、後処理仕上げ装置が組み込まれており、プリント完了後にロボットアームがビルドプレートを回収してセル内の後処理施設に搬送し、必要に応じて洗浄、濯ぎ、UV硬化、乾燥までの一連の後処理機能を行う。一連のサイクルを終えたロボットアームは、空のビルドプレートをプリンタにセットして、次のバッチを開始する。

約2年前にストラタシス傘下となったOriginの「プログラマブル光重合化テクノロジー/Programmable Photopolymerization(以下 P3)」は、ボクセルレベルによる制御で部品のプリントを可能にし、材料毎の機械的性能を引き出して、特定の用途向けに部品をカスタマイズすることを可能にする。このP3テクノロジーを搭載する「Origin One」は、大規模生産に適用できるよう設計されており、部品間の一貫性と高いスループットを組み合わせ、バッチ生産に最適化されている。
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