3Dプリント技術を活用したコンクリート製カヌー

ドイツの競技会で3Dプリント技術を採用した作品がデザインイノベーション賞を受賞

ドイツで開催された「第16回 Concrete Canoe Regatta(コンクリート カヌー レガッタ)」で、3Dプリント技術を利用し製作されたカヌーが「デザイン・イノベーション賞」を受賞した。

ドイツ・ケルンで2年毎に開催される「Concrete Canoe Regatta」は、ヨーロッパ各地の大学生チームによって競われる競技会で、コンクリートで作られたカヌーの技術・デザイン・先進性などを総合的に評価し競われるイベントとして開催されている。

今回デザイン・イノベーション賞を受賞したカヌー「SkelETHon」は、ETH(チューリッヒ工科大学)のチームが、DBT(デジタル建築技術)、PCBM(建築材料物理学)等の協力を得て制作した作品で、高度な3Dモデリングと3Dプリント技術が採用されている。

3Dプリントされたプラスチック製コンクリート型枠

長さ4メートルのコンクリートカヌーは、剛性を最大限に引き出すため、トポロジー最適化アルゴリズムによって計算された、3Dプリント型枠から成形されたスケルトン構造の内骨格を有している。


トポロジー最適化アルゴリズムによって設計された繊維強化コンクリート三次元骨格

3Dプリント技術を利用した型枠から生成された軽量のコンクリートフレームには、厚さ3mmの高性能な繊維強化防水コンクリート材料から生成された外層が適用されており、軽量で高剛性なカヌーとして完成されている。

3Dプリント技術を利用したこの製造プロセスは、他のデジタル製作技術では製作が困難な、複雑なコンクリート骨格の生成を可能にした。


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