中国企業が開発した高速&大型SLAプリンタ

中国企業が開発中の高速&大型光造形機RAPIDシリーズは従来機種の8~10倍の速度化を実現?!

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ここ数週間に渡りお伝えしてきた高速光造形技術『従来機器の25~100倍の高速プリントが可能なCarbon 3DのCLIPテクノロジ』や『Carbon 3Dに匹敵する速度を実現したGizmo 3D』などお伝えしてきましたが、今回取り上げた高速SLAプリンタは、中国上海を拠点とする企業Prismlabが開発中の高速SLA方式3Dプリンタ「RAPID」シリーズ。同シリーズ製品は、現存する他社製SLA方式3Dプリンタの8~10倍の高速プリントが可能な光造形方式を採用した3Dプリンタ。

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RAPID 400でプリントされた多数のベイマックス

Prismlabが開発した高速造形テクノロジ「MFPテクノロジ(ピクセル解像度向上技術)」(特許出願中)を利用することで、最大324×576×576mmの高速3Dプリントが可能。RAPID 400のデモとして公開されている造形事例では、1時間当たり2,712.27㎤の造形に成功しているそうです。

この技術に関する詳細は不明ですが、主だった仕様について以下の通り公開されています。また、PrismlabのRapidシリーズにはRAPID 600、RAPID 400、RAPID 200の3つの製品がラインアップされており、何れも高速&高解像度でのプリントが可能とのこと。

RAPIDシリーズの主な仕様

  • 造形ボリューム
    RAPID 200:108×192×192mm、RAPID 400:216×384×384mm、RAPID 600:324×576×576mm
  • XY解像度
    RAPID  200:33~50ミクロン、RAPID 400:67~100ミクロン、RAPID 600:75~100ミクロン
  • Z解像度(レイヤー高さ):全モデル共通50~100ミクロン
  • ビルドスピード
    RAPID 200:300g/1h、RAPID 400:1000g/1h、RAPID 600:1500g/1h
  • プリンタ重量:RAPID 200 70kg、RAPID 400 120kg、RAPID 600 150kg
  • 造形材料:液体アクリルレジン
  • 電源:220V(4A)
  • 対応ファイル形式:STL/SLC

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RAPID 400造形事例


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