大手医療機器メーカーが人工呼吸器システムの設計情報を公開

メドトロニック社が人工呼吸器システム製造用の全CADファイルとPCB回路図を公開

米国に本拠を置く世界最大級の医療機器メーカーである メドトロニック(Medtronic plc)は、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックによる人工呼吸器不足に対応するため、同社の人工呼吸器システム「Puritan Benett 560(PB560)」の設計仕様を公開した。公開されたばかりの情報には、200ページを超えるドキュメント、製造治具、プリント回路基板図面(複数のBOMを含む)、機械部品の図面、更にはすべての3D CADファイルが含まれており、部品の一部は3Dプリンタを使用して迅速に製造することが可能となっている。

メドトロニックは、米国自動車メーカー テスラ(Tesla)と協力して、米国内で使用される人工呼吸器備蓄量を拡大するため、ニューヨークの施設で作業を行っており、他のメーカーやエンジニア、その他のイノベーターにも公開したファイルを活用することを求めている。

PB560 人工呼吸器システム Ver.1およびVer.2のドキュメント、ファイル、モデルへのリンクは下記の通り。

メドトロニックは「PB560 人工呼吸器システム」に関連するドキュメントをさらに増やし、近日中に利用できるようにすると発表。これらのファイルは、添付ファイルに含まれているライセンス契約の条件に従って使用することを認め、第三者による開発に資産を無償提供しているが、その使用または適用について一切の責任を負わないとしている。

3月18日現在、メドトロニックはこれまでの生産量を40%以上増加させ、新型コロナウィルスに直面している世界中の患者や医療システムの緊急ニーズに対応するため、人工呼吸器の製造・供給能力を2倍以上に拡大する計画を進めている。


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