スワニーはストラタシス・ジャパンと共同でデジタルモールドを活用した次世代型モノづくりサービスを推進
株式会社O2と同グループ企業である株式会社IBUKIは、製品設計開発業務の有限会社スワニー及び株式会社ストラタシス・ジャパンと共同で3Dプリント樹脂型「デジタルモールド®」を活用した次世代型モノづくりサービスを推進するプロジェクトを開始する事を発表した。
昨今、設計領域におけるユーザーのさらなるデジタルシフトが高まる中、従来の3D CADによる設計とアディティブマニュファクチャリングを活用した試作・製造は根強いニーズがある。更にデジタルモールドを始めとする3Dプリント技術を活用したアプリケーションを導入する事でモノづくりの形に大きな変化が生まれ始めている。自社グループにIBUKIという金型製造企業を持つO2は、製造業への貢献を発信した「ものづくり日本大賞経済産業大臣賞」を受賞しており、かねてよりエンジニアリング領域の可視化、技術伝承、AI・IoT 利活用等の各種ソリューションを用いた改革支援や人材育成サービスを通して製造業の顧客への貢献を継続している。
この度O2およびIBUKIは、デジタルモールドの開発を行っているスワニー、および同技術に使用されている3Dプリンタおよび造形材料のメーカーであるストラタシスとの協力体制を構築し、デジタルモールドを活用した次世代型モノづくりサービスの推進を目的により一層同社サービスを強化すべく、3社が保有するリソースの相互活用を前提として以下の共同プロジェクトを開始。
共同プロジェクトによる取り組み
- 共同ビジネスモデルによる「試作~小ロット生産~量産」への幅広い展開
プロトタイプに強みを持つスワニーが提供するデジタルモールドと従来方式であるIBUKIが提供する量産金型製造のシームレス連携による共同ビジネスモデルの開発と展開。 - デジタルモールドの大型化開発検討
これまで型締力80トンまでを対象としていたデジタルモールドの、さらなる大型化対応とその新サービスの開発検討。 - 金型と人工知能を掛け合わせた新サービスの共同開発と運営
株式会社IBUKIとO2グループ会社である株式会社LIGHTzの「AI 金型」へのデジタルモールド活用等、デジタルモールドとAIをによる新サービスの共同開発と運営。 - 3社共同マーケティング
デジタルモールドを活用した次世代型モノづくりサービスの各種マーケティングにおける協業と普及推進。
O2とスワニー、ストラタシスではこれらの取り組みを通して、デジタルモールドを活用した次世代型モノづくりサービスの開発・運営に努め、2020年3月までに O2グループにてデジタルモールドを活用する企業数100社を目指すとともに、更なるサービスを開発・拡充。
デジタルモールドとは
デジタルモールドは、3Dプリント樹脂型を用いてABS、PS、POM、PPなどの熱可塑性樹脂樹脂を射出成形する最新技術。また、同様にこの3Dプリント樹脂型をブロー成形やプレス成型にも活用することで樹脂容器や金属部品の試作製造も可能になる。迅速で安価に量産材料で試作部品や小ロット部品を製造することができる。
※ デジタルモールドは、有限会社スワニーの商標もしくは登録商標です。
関連記事
- Audiは3Dプリンタを利用しリードタイムを短縮
- Stratasysは従来の50倍高速な3Dプリントシステムを開発
- Stratasys金属3Dプリントプラットフォームの開発計画を発表
- モビリティ製品に特化した技術対応メーカー開設
- IoTデバイスを一個から製造する装置「FABRICATOR」
- 世界初の宇宙空間用3Dバイオプリンタ
- 2D画像を3Dモデルに変換するAIシステム
- SUNTORYペットボトル量産試作に3Dプリンタを活用
- デジタルモールドを活用した製品がリリース
- 欧州3Dプリンタ市場2022年までに74億ドルまで拡大
- 最新のハイエンド・3Dテクノロジーで実現する、驚きのクオリティサービス。
- 3Dプリント技術も活用した高精細スタチューフィギュア
最新情報をお届けします
Twitter でid.artsをフォローしよう!
Follow @idarts_jp