世界初の分子ビールプリンター

水道水とエタノールをフレーバー化合物と混ぜ自分好みのビールが作れるビール用分子飲料プリンター「One Tap」

ベルギーのスタートアップ Bar.on は、水道水とエタノールをフレーバー化合物と混ぜるだけで、自分好みのカスタマイズされたビールを作ることができる世界初のビール用分子飲料プリンター「One Tap」を開発した。

この革新的な技術は、水道水とエタノールにフレーバー化合物を組み合わせ、アルコールの割合、苦味、果実味、甘味、スパイシーさなどをカスタマイズして、ブロンド、ブラウン、IPA(India Pale Ale)、トリプルなど高品質のノンアルコールバリエーションを含めた様々なスタイルのビールを、より持続可能な方法で作り出すことができる。

発酵の必要性を回避し、カスタマイズされたビールを作りだせる「One Tap」が使用するフレーバー化合物は自然由来であり、ビールの品質を損なうことなく、個々の好みに合わせた味わいと、カスタマイズするという新たな楽しみを提供する。また、従来の醸造工程で使用される材料を削減することが可能な「One Tap」は、廃棄物を最小限に抑えるだけでなく、物流やパッケージを削減することで、カーボンフットプリントと輸送コストを同時に削減することができる。

ベルギーのアントウェルペンに拠点を置く同社は、欧州の研究大学 VIB / KU Leuven のKevin Verstrepen教授と協力して「One Tap」のプロトタイプを制作。2022年には、Astanor Ventures、Exceptional Ventures、Thia Ventures、Food Ventures、Wolfman.one、など複数の投資会社や個人投資家から初期資金として180万ユーロ(約2億6千万円)を調達。
同社は現在、「One Tap Pro」と呼ばれるパブやバー向けのバージョンを開発中で、年内にフィールドテストの開始を予定しており、このビール用プリンターをさまざまな市場で販売するため、複数のハードウェアメーカーと交渉を進めている。

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