立体映像と3Dプリンタを融合したインタラクティブな3D造形技術『MiragePrinter』
慶応大学の研究者:山岡潤一、筧康明の両氏は、ヒューマンコンピュータインタラクションの観点から、3Dプリント技術と空中ディスプレイ(浮遊画像表示)を組合わせたシームレスな製造装置『MiragePrinter』を開発。
MiragePrinterは、3Dプリンタに設置されたカメラがユーザーのポジションをリアルタイムでトラッキングすることで、ユーザー視点でバーチャルな3D画像を3Dプリンタの造型テーブル上に投影。
ユーザーは、造型物と3D映像を同一位置でリアルスケール確認することができるため、インタラクティブな3Dモデリングや設計変更から、物理的なオブジェクト(3Dプリント造形物)を出力することができる。
事例素材 1
スマートホンスタンドの角度などをバーチャル映像で確認しながら3Dプリントを実行
事例素材 2
既存のカップに映像を投影しながら、リアルスケールで取手をモデリング~3Dプリント
その他の事例
研究段階であるこの技術が更なる進化を遂げ、ハイスペックな3Dスキャナを使用せずに正確な形状トレースを実行できるようになると、簡単に3Dオブジェクトの形状変更などを実行できるようになるかもしれませんね。
同研究内容は、7月24日から28日まで米国アナハイムで開催されるSIGGRAPH 2016で「SIGGRAPH 2016 Studio」に採択されるなど高い評価を得ている。
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