3Dバイオプリンティング用微粉末骨基材販売開始

エッセント・バイオロジクス、3Dバイオプリンティング用微粉末骨基材の販売を開始

ヒト由来の細胞・足場材料のリーディングサプライヤーである米国コロラド州のバイオ企業 Essent Biologics(以下 エッセント・バイオロジクス)は、3Dバイオプリンティングや組織工学の用途に向けた新しい微粉末化骨基質(以下 MBM)の発売を開始したことを発表。
エッセント・バイオロジクスは、「I型コラーゲン(ヒトの体に最も豊富に含まれるコラーゲン)」などのネイティブなタンパク質、カルシウムやリンなどのネイティブな元素やミネラルを含む、ヒト地上皮質骨由来のミネラル化同種移植骨マトリックスを提供する。

骨組織工学を発展させるためにアディティブ・マニュファクチャリング製造技術に注目が集まる中、生物学的に関連性の高い足場材と、バイオインク添加剤の需要は安定したペースで伸びている。骨組織工学に不可欠な足場は、機械的支持や生化学的・機械的相互作用による細胞刺激など、ECMの特性を模倣できる3次元生体適合性構造であり、骨組織形成を刺激する細胞接着のテンプレートを提供。エッセント・バイオロジクスのMBMは、粒径300μm以下の押出3Dバイオプリンティングに適合したサイズで提供され、動物製品を使用せずに回収・加工されている。

エッセント・バイオロジックスの研究開発担当上級副社長のジェフリー・ブラウン氏は「このヒト足場材料を提供することで、3Dプリント界の研究者に既製の生物学的に適切なバイオインク添加剤を提供することができます。当社のMBMは、先に発売された脱灰粉砕骨製品である “Spectral DBM” と共に、人骨の特性評価や急成長している骨組織工学の分野に関心のある人々の仕事をサポートします」と述べている。


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