MITの研究チームが開発した形状変形インターフェイス『Materiable』
MITの研究チームは「Materiable」と名付けられた、ユーザーライクな形状変形インターフェイスプログラムを開発。
以前ご紹介した、MITが開発したインタラクティブデバイス「inFORM 」は、遠隔地に設置されたセンサーで手の動きなどを感知し、受信側に設置されたデバイスが遠隔地の動きを忠実に再現するという物でしたが、今回は紹介する「Materiable」は、ユーザー自身が自分の手や体でデータを操作(形状変更)し、デジタルデータへの物理的な形状を与える事ができるインターフェースです。
私たちの日常生活の中に存在する物理的なオブジェクトは、形状のみでなく、様々な材料特性を持っています。
例えば、水面を手で叩いた際に発生する波紋や、手で削られていくオブジェクトなど
Materiableでは、形状変更インタフェースを使用し、ユーザーの直接的な操作に応じてデバイスが変化する材料特性の知覚モデルを構築することができるのです。
下図はその一例
山のように盛り上がった部分に、水(投影された紫の部分)を溜める窪地を造ります。
山(盛り上がった部分)の窪地から、山肌に添って削っていくと、水(投影された紫の部分)が流れ出ていく様子が再現されていきます。
こちらの例では、人体を模したオブジェクトの腹部を圧迫すると、その弾力性をデバイスを通して感じるが事ができます。
このシステムでは、視覚的、物理的に知覚されている変形可能な材料の変数プロパティを作成することができるため、ユーザーは変化するデバイスに直接触れ、3次元的に変形する材料特性(柔軟性、弾力性および粘度)を特定することができます。
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