- 2015-4-16
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3Dプリント用女性器データを公開し逮捕されたアーティストろくでなし子さんの初公判について
女性器をかたどった「作品」類を陳列したとして、わいせつ物陳列などの罪に問われている、アーティストのろくでなし子さん(本名:五十嵐恵さん)。ワイセツか?アートか?と物議をよんだ事件として、当サイトでも初期逮捕時よりお伝えし続けています。
4月15日に東京地裁で行われた初公判で「起訴状に書かれている外形的な事実関係は争いませんが、女性器のデータや女性器を元にした私のアート作品は『わいせつ』ではありませんので、わたしは無罪です」として、改めて無実を主張した。
裁判では、「わたしは女性器をモチーフにアート活動をしています。この活動をはじめて3年半が経ちました。多くの人には理解されない事ですので、わたしを罵る人もいました。インターネットでは攻撃され、2014年7月と12月の計2回も逮捕勾留されてしまいました。わたしがなぜ女性器をモチーフにしたり、女性器の名称である「まんこ」という三文字を発信し続けてきたかと言えば、女性であるわたしにとっては、女性器は自分の大事な体の一部分に過ぎないものであるにも関わらず、ここ日本においては蔑まれ、汚いものや恥ずかしいもの、いやらしいものとして扱われ、とてもおかしいと強く感じたからこそでした。」と述べています。
以前もお伝えした通り、2013年から2014年の間に実施されたクラウドファンディングにおいて、自らの女性器をモチーフにしたボートを作成した際、支援者達に自らの女性器をスキャンして作った3Dプリンタ用データを、ネットや郵送メディアを通して配布しました。さらに、女性器をかたどりデコレーションした「デコまん」など、オリジナル作品を都内のアダルトグッズショップなどで展示。これらの作品が、「わいせつ」であるとして、検察に起訴されました。
以前の記事でもお伝えしましたが、男性器は神事などで子宝の象徴などと崇められているにも関わらず、女性器だけが差別的な扱いを受けるというのは、ホントにおかしなことですね。海外アーティストによる性器をモチーフとした作品は数えきれないほどありますが、彼女の作品がNGならば、もっとワイセツな物や、グレーゾーンな部分はいくらでもあると思いますが、この辺りの線引きの根拠が気になる部分ですね。
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