Lunavast CrafteHbotフルカラー3Dプリンター DIYキットの予約を開始

エイジアネット社は、自社のオンラインストアLunavastからフルカラー3DプリンタDIYキット『CrafteHbot』のプリオーダーを開始（出荷開始は2016年2月25日）

CrafteHbotは、組み立て式の熱溶解積層法(FDM)3Dプリンターに、旧式のインクジェットプリンタパーツを転用した組立て式のDIY3Dプリンターキット。

3Dプリント造形後の造形物を回転させながら、表面に改造したインクジェットプリンターヘッドから吐出した塗料を造形物に噴きつけ着色（特許出願中：Direct to Object テクノロジー）することで、フルカラーの3Dプリント造形物を生成します。

LunavestのWebサイトから改造用2Dインクジェットプリンタを購入可能

改造用のインクジェットプリンター本体はキットには付属しないため、指定の市販インクジェットプリンター「EPSON PM-G730(R230)」を別途入手する必要があります。
※ EPSON PM-G730(R230)は、同社のLunavast オンラインストアからも購入が可能。

この方式では、インクジェットプリンターのインク吐出距離が約10mmのため、複雑な形状の造形物を出力する場合には、3Dモデルを分割出力し、着色後に組み合わせる必要があります。

その他の特徴
高剛性アルミフレームを採用することにより、振動を抑え高精度&高速出力が可能。
エクストルーダーにはBondtechダブルドライブギアを採用し、シングルドライブギアのスリップによる材料（フィラメント）が削られる欠点を解消。
セカンドエクストルーダーは、サポート材の出力に使用できるため、複雑な造形の出力にも対応。制御系エレクトロニクスには32ビットCPUを搭載した「Arduino Due」を採用。

CrafteHbotキットを用いて製造したカラーキューブ

CrafteHbotキットで造形された地図

先日お伝えした「Appleはマルチカラー3Dプリント技術特許を申請」やHPの「Multi Jet Fusion」にMimakiの「フルカラー3Dプリンター」など、2016年以降も様々な方式のフルカラー3Dプリンターがリリースされてくるでしょう。

 

LUNAVAST CRAFTEHBOTフルカラー3DプリンターDIYキット仕様

• 造形方式：熱溶解積層法（FDM）
• 着色方式：Direct to Object（特許出願中）
• 造形サイズ ( X Y Z ) 単色出力：200x200x200mm、フルカラー着色：150x150x150mm
• 積層ピッチ：0.1-0.3mm
• 使用可能フィラメント：PLA/PETG/ABS等
• フィラメント径：1.75mm
• ノズル径：0.4mm
• プリント速度：50-150mm/s
• エクストルーダー：Bondtech ダブルドライブギア（デュアルエクストルーダー）
• ホットエンド：E3D V6
• エレクトロニクス：RADDS + Arduino Due (32bit ARM Coretex M3)
• ファームウェア：aprinter
• モータードライバー：RAPS128 128step マイクロステップ
• インクジェットプリンター：EPSON PM-G730(R230)（別途必要）
• インクジェットインク吐出距離：約10mm
• インクジェットインク：6色専用インク
• 制御ソフトウェア：Repetier-Host + インクジェット制御プラグイン
• カラーモデルデータ加工ソフトウェア：Blender
• 対応OS：Windows 7
• 重量：30kg
• サイズ：横幅 130cm x 奥行 70cm x 高さ 70cm
• 付属品：出力材料フィラメント PLA White1kg、サポート材フィラメント PETG Clear1kg、Lunavast カラーインク 6色セット（各100ml x 6）
• 別途必要：指定インクジェットカラープリンター EPSON PM-G730 (R230)　購入する

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