3Dプリント技術を用いた視覚障害者の為の触れるアート

視覚障害者のために3Dプリント技術を用いて名作絵画を立体化。体験型の触れるアートを生成

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スペインのプラド美術館で展示中の同プロジェクトは『Didú』と呼ばれる3Dプリント技術を用いて、視覚障害のための美術鑑賞をサポートしています。
従来の視覚障害者による美術鑑賞は、専任ガイドや音声ガイダンスなど、限られたツールを利用してのモノが中心でしたが、Didúと呼ばれるこのプリント技術では、高解像度撮影された絵画写真を元に、色情報からアウトラインや深度を正確に抽出。作成されたデータから特殊インキを用いて約40時間掛けて立体造形し、最大で約6mmの高さのテクスチャを生成。
造形された素材は可能な限り原作に近い色合いを再現しています。

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専門家によって高解像度撮影される絵画

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撮影後のデータは、PhotoShopなどを用いて立体化を想定した色情報の調整を実施。

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特殊インクを用いて立体化された絵画

視覚障害者らと共に開発されたこの立体絵画作品には、微妙な加減の凹凸が再現されており、視覚障害者の方は点字による案内や音声ガイダンスなど共に実際に絵画に触れ、その作品の世界観を体験できるようになっています。もちろん、盲導犬の同行も認められています。

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どこまでが再現できているのか、公開されている写真だけでは判断が難しいですが、油絵具と筆による凹凸もある程度再現が可能であれば、その筆のタッチから様々なモノが読み取れるかもしれませんね。

 

北斎の浮世絵を3Dプリンタで立体化!

さい最近、日本でもケイズデザインラボさんが手掛けた立体浮世絵が話題となりました。この作品は、北斎の富嶽三十六景の1つ「神奈川沖浪裏」を、フルカラー石膏3Dプリンターを利用して立体造形された物。躍動する波の様子まで見事に立体化されていますね。
同作品は、湘南T-SITEさんでご覧いただくことが可能。

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イメージソース: ITmedia

 

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