GEはプロジェクト初の大型金属3Dプリンタを発表

GE AdditiveはFornmnext 2017でプロジェクトATLAS最初の大型金属3Dプリンタのベータ機を発表

GEの3Dプリント部門であるGE Additiveは、次世代の大型Additive Machinesを開発するProject A.T.L.A.S. (Additive Technology Large Area System)プログラム初となるメータークラス3Dプリンタのベータ機を、Formnext 2017で発表した。

コンセプトレーザーを傘下としたGE Additiveは、航空、宇宙、エネルギー、自動車などの産業に適した次世代の大型Additive Machinesの開発を目的としたプロジェクト・アトラスを立ち上げ、わずか9ヶ月でベータ機を開発。

レーザーとパウダーベッドを使い部品を製造する世界最大の金属用3Dプリンタのベータ機となる本機は、Concept Laser(コンセプトレーザー)の技術者等によって開発されたDMLM(Direct Metal Laser Melting)技術をベースに、業界が求める厳しいレベルの品質をクリアし、高速で高精度な大型パーツを生産することを最終目標に開発されている。

GE Additive BETAマシンは、Z軸を1.0M以上に拡大できるスケーラブルなアーキテクチャを備えており、航空宇宙、自動車、石油、ガスなど特定の業界向けに合わせたカスタマイズ対応が可能な設計となっている。

Formnext 2017で披露されたGE Additive BETAマシン

主な特徴

  • ビルドボリューム:1.1m×1.1m×0.3m (x、y、z) ※拡張可能
  • ガントリーベースアーキテクチャ
  • 1kWレーザー
  • 印刷領域の最適なエアフロー制御
  • クラス最高の機能解像度
  • プロセスとマシンの監視機能
  • 航空宇宙産業など複雑で大型な部品製造に最適
  • クラス最高のレーザースピードと品質
  • Z軸の拡張機能
  • 機能のカスタマイズ対応

GE Additive BETAマシンの詳細はまだ発表されていないが、同社は今後の10年間で10,000台の大型3Dプリンタの販売を計画している。


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