DMM.make 3Dプリントにカラー樹脂とジュラルミンの2種類が追加
DMM.make 3Dプリントに新たに追加されたのは、フルカラーUV硬化インクジェット方式の『フルカラープラスチック』と、高強度のアルミ合金『ジュラルミン』の2種類。
フルカラープラスチック
フルカラープラスチックは、UV硬化インクジェット方式による高発色のフルカラー造形が可能で、従来の石膏フルカラーに比べ、微細なデザインの再現性に優れており、黒など色の濃い色も出力可能。また、ある程度の強度があるため、ねじ切りやタッピング等の二次加工を行うこともできる素材になっています。
※このフルカラープラスチックは、以前ご紹介したミマキエンジニアリングのフルカラー3Dプリンタを使用しているようですね。
フルカラープラスチックの特徴
- 造形可能サイズ:縦290mm×横190mm×奥行149mm
- 形状先端最小幅:0.3mm程度まで
- 色の再現性:ホワイト、フルカラー可能
※色無しでのデータ入稿の場合は、ホワイトで造形されます。 - データ構成
カラ―情報を持っている3Dデータ、または3Dデータと関連づけられているテクスチャデータを1つのファイルに格納し、ZIP形式に圧縮。
3Dデータ:OBJ
カラ―用テクスチャデータ:(.png / .jpg / .bmp / .mtl / .tif)形式
色無し(ホワイト)の場合:OBJ,STL
ジュラルミン
ジュラルミン(A7075)は、アルミ合金の中でもトップクラスの強度を持つ材料の一つ。比重は2.8で、鉄やチタンよりも軽く、主に航空機関係の部品やスポーツ用品、iPhoneの筐体などにも使われている材料です。
ジュラルミンの特徴
- 造形可能サイズ:縦100mm×横100mm×奥行100mm
- 形状先端最小幅:0.3mm程度まで
※鋳造により再現出来ない場合有り - 仕上がり:マットシルバー(研磨による金属光沢可能)
- その他
鋳造工程によりワックスを抜く必要があるため、微細形状が再現出来ない場合有り
ワックスを溶かした際の抜き穴は、形状により目立つ場合有り
造形段差は形状や造形姿勢により目立つことがある
国内では圧倒的な低価格化を実現しているDMM.make 3Dプリント。今後更なる材料の追加が進むと、ユーザーにとっては有難いですね。
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