廃棄SLSナイロン粉末を使ったデザイン家具

廃棄されるSLS方式用ナイロン粉末を使った3Dプリント造形家具

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これまでFDM/FFF方式用材料として、廃棄プラスチックなどから作られた3Dプリントフィラメントなどに関する情報(下リンク記事参照)をお伝えしてきましたが、今回紹介した造形技術は、廃棄されたナイロン粉末材料(SLS方式用粉末材料)をベースにニクロム線と電源をつかって形成するカスタムワイヤー構造の3Dプリント技術です。

ロンドンのデザインスタジオStudio Ilio(Seongil Choi & Fabio Hendry)によって考案された「Hot Wire Extensions」と呼ばれるこの仕組みは、ロンドンの3Dプリントサービス企業「Digets2Widgets」の協力によって実現した。

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同技術を実行するために必要な設備は、焼結用コンテナ、ナイロン粉末+珪石、ニクロム線(φ1mm)、10-120ボルト電源。

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成形方法は以下の通り
1:コンテナ内に形を整えたニクロム線を引き込む。
2:コンテナ内に複合材料を投入。
3:電源(10-120ボルト)を接続し、500℃まで加熱。
4:ワイヤーの周りには、熱せされ焼結された粉末材料の固まりが形成される。

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下は、熱せられたワイヤー廻りに固まった造形物。従来のSLS方式(レーザーによる焼結)とは異なり、より短時間で複雑な家具の生成に成功しています。元々強度の高い粉末焼結素材なので、実使用可能な家具の造形でも問題なく利用できるのでしょう。

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