- 2023-4-7
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SPEE3Dと英国陸軍は、戦地において短時間で金属部品の提供が可能なAM製造能力を開発
英国陸軍は、予期せぬ修理に対して迅速に対応するための能力を開発することを目的に、オーストラリアに拠点を置く3Dプリンタメーカー SPEE3D の「XSPEE3D」コールドスプレー金属3Dプリントシステムを導入。また、英国陸軍はXSPEE3Dプリンターの導入に加え、同社と2年間の契約を結び、3Dプリントシステムの運用に必要なトレーニングコースの提供や、英国陸軍の王立電気機械工兵隊(Royal Electrical and Mechanical Engineers)と密接に連携するという。
部隊が配置される戦地などにおいて、現場で必要な部品を最短で提供するためには、用途に応じた金属合金から素早く部品を製造できる技術が必要となる。プリンタ本体とすべての補助機器が1つの輸送用コンテナボックスに収まる「XSPEE3D」は、このアプリケーションに最も適しており、展開された部隊に対し、ダウンタイムを最小限に抑えたオンデマンド製造能力を提供することができる。
「XSPEE3D」は、アルミニウム6061、アルミニウム青銅、銅などを含む幅広い材料から、車両やプラットフォームのために必要な部品を数時間で製造および仕上げ加工ができる能力を有しており、これまでにも様々なプロジェクトに参加し、その製造能力の高さを証明している。
SPEE3Dは、米軍主導による新技術の実験と評価の取り組みである「Project Convergence」プログラムの一環として英陸軍と提携し、同社の特許技術であるコールドスプレーが、軍のサプライチェーンに与える影響を検証。
現場では、英国陸軍とSPEE3Dのチームが、わずか数分から数時間で重要な交換部品のプリントおよび後処理を行い、演習中の様々な装甲車両に使用されるまでを実証した。
WarpSPEE3Dを使用してプリントした米海軍船舶アプリケーションの一部
また昨年には、艦隊の遠征保守と戦闘関連のサポート要件の解決に役立つ技術的なデモンストレーションおよび演習で構成された米海軍のREPTX演習にも参加し、オンデマンドで海上軍事部品をプリントする「WarpSPEE3D」の配備能力をテストし、幅広いアプリケーションのプリントを支援した。
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