BMWレース車両に3Dプリントパーツを適用

BMWはドイツ・ツーリングカー選手権においてレース車両に3Dプリントされたパーツを搭載

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市販車両からフォーミュラーカーまで、自動車業界と3Dプリント技術は、もっとも深く繋がりのある業界であるのことは周知のこと。そんな自動車業界においても、3Dプリント技術は主に研究開発分野での活用がメインとなりますが、この度BMWでは、ドイツツーリングカー選手権(DTM:Deutsche Tourenwagen Masters)において、現行シーズン参戦車両のパーツの一部に、3Dプリントされたパーツを実装するようです。

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ドイツツーリングカー選手権(DTM)は、市販車をベースに改造されたツーリングカーで争われるレースで、今回同カテゴリに参戦するBMWの車両には、3Dプリントされたアルミ製のウォーターポンプホイールが実装される。
SLS方式(レーザー焼結)のアルミ素材で造形されるパーツは、アルミ粉末を0.05mmピッチでレーザ焼結し、完成させたもの。

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3Dプリント造形の最大のメリットは、セッティングがシビアなレース車両用パーツの研究開発において、金型などを必要とせず、軽量で高剛性の単一成形パーツを、低コストで生産できることではないでしょうか。
GEをはじめ、ジェットエンジンではすでに実用化されている3Dプリントパーツ。造形機器や材料の研究開発が進めば、レース車両等の応用はさらに拡大するかもしれませんね。


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