化学メーカーBASFは3Dプリント材料分野を拡大するため2つの材料メーカーを買収した
ドイツ南西部ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く世界最大の総合化学メーカーBASFは、3Dプリント用材料メーカー「Advanc3D Materials GmbH」と「Setup Performance」の2社を買収したことを発表した。
ハンブルグに本拠を置くAdvanc3D Materials GmbHは、SLS(Selective Laser Sintering)方式3Dプリンタ用のオーダープラスチック粉末材料を提供する企業で、共に買収されたSetup Performanceは、フランス・リヨンに拠点を置くAdvanc3Dのパートナー企業である。
買収額などの詳細は明らかにされていないが、BASF New Business GmbH(BNB)はこの買収により両社の全株式を取得。これにより両社は、BASF傘下のBASF 3D Printing Solutions GmbH(B3DPS)に組織統合されることとなる。
2017年に3Dプリンタ用フィラメントメーカー「Innofil3D」を買収したBASFは、3Dプリント用材料市場におけるプレゼンス強化と粉末材料市場へのアクセスを拡大し、産業用3Dプリンティング材料のリーディングサプライヤーになるという目標に向け、買収計画を進めている。
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