Autodesk Universityで3Dプリント歩道橋を公開

AutodeskとDar Al-Handasah、長さ5mの3Dプリントスマートブリッジを公開

レバノンのエンジニアリング企業 Dar Al-Handasah は、Autodesk と共同で、3Dプリンティング、ロボット工学、人工知能(AI)を使用してスマートブリッジを設計。9月27日から米国ルイジアナ州で開催された「Autodesk University(AU)2022 カンファレンス」において、長さ5mの3Dプリント歩行者用スマートブリッジのプロトタイプを公開した。

Photo : Dar Al-Handasah

この橋の設計では、片持ち梁式の最適な外部有機的形状を作成するため、Autodeskのジェネレーティブデザインが使用された一方、剛性を最大化し追加重量を最小化する目的で、体積比率とビード幅の観点からジャイロイドインフィルのパターンを最適化するためにパラメトリックデザインが使用された。

ジェネレーティブデザイン機能を用いて設計された橋は、リサイクルされたポリエチレンテレフタレートグリコール(PETG)とグラスファイバーを使用して3Dプリントされ、デッキにはFBGセンサー、支持部には従来のひずみゲージを内蔵。新しいプリント手法、複雑な設計と内部構造、より持続可能な印刷材料など用いた3Dプリント製の橋は、多くの重要な側面で従来の物と差別化されている。

今回開催されたAutodesk University 2022 のカンファレンスには、The Red Sea ProjectSYSTRA(Etihad Railの開発元)、アブダビの都市サービスと施設の維持管理を管轄する自治体である Abu Dhabi Municipality、文化・青年省といった中東の組織などが参加。デジタル機能とイノベーションを通じて、より安全で持続可能なスマート デザインを導入するDar Al-Handasahの取り組みの一環として展開された。


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