オーストリア初の3Dプリントによるオフィス

欧州初となる3Dプリントオフィスがオーストリアで完成

オーストリアのシュピッタルアンデアドラウに本拠を置くオーストリア最大の建設会社 STRABAG SE(以下 ストラバッグ)は、ドイツの型枠・足場システムメーカーで3Dコンクリートプリンティングのパイオニアである PERI と共同で、オーストリア初となる3Dプリントオフィスを建設した。

オーストリアのニーダーエスターライヒ州コルノイブルク地区にある町ハウスライテンに建設されたオフィスは、COBODの建設用3Dプリントシステム「BOD2」を用いて建設された125m²の建造物で、既存のストラバッグのオフィスに増築される形で建設された。

建設用3Dプリントシステムは、建設業界が抱えるデジタル化、効率化、熟練工の不足などの課題に対する解決策を提供するものであり、COBODの創業者兼ゼネラルマネージャーであるHenrik Lund-Nielsen氏は「我々のBOD2システムで3Dプリントされる建築物が増えていることを誇りに思っています。我が社の優れた技術は、低層住宅以外にも、風車タワーの土台、コンクリートパイプ支柱、学校、そして今回発表したオフィスビルなど、さまざまなアプリケーションを3Dプリントすることで証明されています。3D建設プリントは、建設プロセスを自動化・工業化することが可能なため、建設業界に革命を起こすと確信しています」と述べている。


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