- 2024-5-16
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アルテック、部品製造を大幅に効率化する3Dプリンター向け最新ソフトウェア「CASTOR」を販売開始
産業機械専門商社アルテックは、3Dプリンターを活用した部品製造を効率化する最新のソフトウェア「CASTOR」の取り扱いを開始した。
CASTORは、独自開発のアルゴリズムを使用して、大量の部品データの中から3Dプリンティングを活用することで製造の効率化ができる部品を選別する。さらに、最適な3Dプリンティングの方式や使用材料の選択、修正箇所の把握、軽量化や部品統合などの「DfAM(Design for Additive Manufacturing)」の提案も行う。
CASTORを使用することで、3Dプリンティングを活用した最終製品製造における知識、経験、ノウハウに関する課題を解決することができる。
部品の提案
複数のデータ、またはアセンブリされたデータを一括検証
CASTORは、複数のパーツやアセンブリされたパーツの3Dデータを一括検証、分析する。「パーツ点数が多すぎて一つ一つ検証できない」「3Dプリンターでの造形に適しているか?」「従来工法のコスト/リードタイムは最適か?」という様々な悩みを一気に解消する。
最適な3Dプリント構成を見つける
パーツの機械特性、コスト、リードタイムなどの要件に基づいて、最適な3Dプリンターの構成(造形方式、機種、材料)を提案する。自社所有の3Dプリンターに関する詳細な条件(対応材料、ランニングコスト、耐用年数、人件費等)も設定できるため、高精度な提案が可能である。また、各条件に対する複数の結果をマトリクス表で視覚化する。これにより、様々な3Dプリンターや材料を使用した際の比較が行え、最適な製造方法を見つけられる。
条件別の製造方法提案マトリクス表
3Dプリンティングと従来工法(CNC、射出成形)の比較
製造コストや生産量を設定することにより、従来工法と3Dプリンターを使用した場合のランニングコストとリードタイムを比較分析できる。ランニングコストの計算では、損益分岐点を明確にすることが可能なので、生産数量に応じた製造方法の選択に貢献する。
3Dプリンティングとダイカストの製造コスト比較表
有限要素解析を使用した応力解析
CASTOR独自の有限要素解析機能でパーツに対してどのような力が加わるかを検証する。潜在的な欠陥や問題点を事前に特定し、機械特性や耐久性を担保するのに役立つ。このプロセスは、製品の開発サイクルを短縮し、無駄なコストを削減するための一助となり、効率的な設計・製造を可能にする。
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