金属系フィラメントで製作したチェスセット

金属系フィラメントで造形する3Dプリントチェスセット

DIYオンライン教材とエレクトロニクス製品を取り扱うコミュニティサイトAdafruitは、ColorFabbの金属系フィラメントとPLAフィラメントを利用した、チェスセットに関するチュートリアルと3Dプリント用データを公開した。

Adafruitの公開したチェスセットは、駒の生成にオランダのフィラメントメーカーColorFabb社の銅系フィラメント「CopperFill」と、青銅系フィラメント「BronzeFill」を使用している。

金属フィラメント利用時の3Dプリンタ設定情報

  • エクストルーダー温度:230℃
  • ヒートベッド設定:60℃、マスキングテープ使用
  • スライス設定:20% インフィル
  • レイヤーピッチ:0.15mm
  • プリント速度:30mm/s

世界中から選りすぐりの3Dプリンタ用フィラメントを販売する3DFSでも常に人気上位となるcolorFabbの金属系フィラメントシリーズは、PLAベースに安全基準(RoHS)に準拠した金属粉末を独自の配合でブレンドした材料で、既存のFDM/FFF(熱溶解積層)方式の3Dプリンタで使用することができる。

3Dプリント後の造形物は、TuneD3のような高品質な研磨材で磨くことで、写真のように、本物の鋳造金属のような質感に仕上げにすることもできる。

※ フィラメント専門ショップ「3DFS」では、ColorFabbを中心に複数の金属系フィラメントを、5メートル単位のお試し品から販売している。

チェス盤は、小型のデスクトップ3Dプリンタでも出力できるよう組立式になっており、一般的なPLA材料を使って造形されている。

このチェスセットの3Dプリント用データ及び構築方法に関する情報は、Adafruitのチュートリアルページから入手することができる。


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る