最短6秒で素材を交換「Bambu Lab H3C」

9つの独立したツールを交換する新機構を搭載し、多色・多素材造形の効率化を実現した「Bambu Lab H3C」

デスクトップ3Dプリンター市場をリードする Bambu Lab は、9つの造形ツールを自動で交換する新機構「Swaptek」を搭載した次世代3Dプリンター「Bambu Lab H3C」を発表した。
H3Cは、素材の切り替えを最短約6秒で実現し、ゴムのように柔らかい樹脂から高強度の工業用材料まで、異なる特性を持つ素材を1台で使い分けることが可能であり、従来の多色・多素材造形で課題となっていた材料の無駄や待ち時間を減らし、より自由で効率的なものづくりを実現する新モデルだ。

一般的な多色対応の熱溶解積層方式(FFF)では、1本のノズルに通すフィラメントを入れ替えるたび、前の材料を押し出して内部を清掃する必要があり、時間と材料を消費していた。Bambu Lab H3Cが採用する「Swaptek」は、材料ごとに専用のノズルと供給経路を備えた9つのツールを交換する方式で、次に使うノズルをあらかじめ加熱することで切り替え時の待ち時間と廃棄量を抑える。

これにより、使える材料が増えるだけでなく、0.2~0.8mmの異なるノズル径を組み合わせられる点も特徴だ。細かな文字には細いノズル、大きな部分には太いノズルを割り当て、精細さと造形効率を両立するほか、専用の材料を用いた色の重ね合わせにも対応するため、模型や製品デザインの表現が広がる。

柔軟な素材向けには新開発の「FlexFeed Extruder」を搭載。一般的な1.75mm径に加え、送り出す際に曲がりにくい2.85mm径のフィラメントを扱え、メーカー公表値では硬度75Aの柔らかなTPUを従来方式の最大3倍の体積流量で造形できる。
これにより、靴の部品や身体に触れる装具など、硬さの異なる部分を組み合わせる用途にも適している。

新たに開発された自動供給システム「AMS 3H」は、9本のフィラメントを密閉して保管し、様々な材料自動供給するシステムで、うち2つのスロットには最高85℃の乾燥機能があり、吸湿による造形不良を抑える。
既存のAMSを追加接続すれば、最大24本の材料を扱う構成にも拡張できる。

造形サイズは330×320×325mmで、ノズル最高350℃、造形プレート最高120℃、庫内加熱最高65℃に対応。
ABSやPC、炭素繊維入り樹脂なども選択でき、可動部はH2D比で約40%軽量化され、最大移動速度は1,400mm/s。自動補正やカメラを使った異常検知も備え、複雑な多素材造形の操作負担を軽減する。

Bambu Lab H3Cは11月4日に発売開始され、AMS 3Hを搭載するCOMBOの価格は税込44万9,900円。標準仕様となるCOMBOに加え、フィラメント同梱モデルなど、複数製品をラインアップしている。
製品ページ https://bambulab.idarts.co.jp/items/165042628


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けするニュースレターへの登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る