Creality、4色対応3Dプリンター「SPARKX i8」発表

4本のフィラメントを1つのヘッドに集約、色交換1秒未満を実現する新型3Dプリンター

3Dプリンターメーカー Creality は、最大4色のフィラメントを高速で切り替えられる新型3Dプリンター「SPARKX i8」を発表し、クラウドファンディングサイト Indiegogo でキャンペーンを開始した。
SPARKX i8最大の特徴は、4本のフィラメントを1つのプリントヘッド内に集約する独自技術「QuarTeks(クアテックス)」であり、従来の多色3Dプリンターで課題となっていた色交換の待ち時間と材料廃棄を大幅に削減することを狙った製品だ。

一般的なシングルノズル式の多色3Dプリンターでは、色を変更するたびに使用中のフィラメントを引き戻し、次のフィラメントをノズルまで送り込む必要がある。さらに、ノズル内部に残った前の色の排出(パージ)が必要となるため、色交換が増えるほど造形時間と材料の消費量も増えてしまうが、SPARKX i8では、4本のフィラメントをプリントヘッド内部まで独立して送り、ノズル直前で合流する共通経路を1mm未満まで短縮。4色ボールペンのように必要な色をヘッド内部で選択することで、長距離のフィラメント交換を不要とし、1秒未満での色切り替えを実現する。

Crealityによれば、この構造によって多色造形を従来方式と比較して最大500%以上高速化可能で、4色を3,000回切り替えるテストモデルでは約18時間で造形を完了したとしている。また、色交換時に必要な少量の材料をモデル内部のインフィルなどに利用することで、外部へ排出する材料も削減。特定の試験条件では外部パージ廃棄ゼロを実現したとしている。ただし、造形開始時には少量の材料排出が必要であり、実際の廃棄量はモデルや設定によって異なる。

本体の造形サイズは260×260×255mmで、最大造形速度500mm/s、最大加速度10,000mm/s²に対応。最高300℃のホットエンド、最高100℃のヒートベッド、両面テクスチャーPEIプレートを備える。さらに、81点オートレベリングや自動Zオフセット、AIカメラ、13個のセンサーによるフィラメント監視など、造形を安定させる機能も搭載する。
SPARKX i8の一般販売予定価格は399ドルで、Indiegogoでは早期支援者向け価格として289ドルから設定されている。


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